バンドソー制御盤の配線図
制御盤は、図のような配線図(※)で作成します。スイッチをONするとSD端子とSTF端子を短絡し、モーターを正転させます。スイッチOFFでモーターは停止します。ちなみに、モーターを逆転させたい場合は、STF端子の代わりにSTR端子を短絡させます。次にポテンショメータでは、周波数を0Hz~80Hzまで可変にすることができます。周波数を可変にすることで、ブレードの送り速度を変更することができます。なお、最大周波数(80Hz)はインバーターのパラメータであらかじめ設定しておきます。
最後に操作パネルは、このインバーターの盤面に付いている操作パネルと同じものをオプション品として用意されています。この操作パネルをケーブルで繋ぐと遠隔からインバーターを操作できます。インバーター本体はバンドソーの裏側に設置するため操作パネルでインバーターを操作できるのは便利です。
※:本配線図で事故等発生しても何ら責任は負いませんので、必ずマニュアルに従ってご使用ください。
制御盤パネルの作成に取り掛かります
配線図に合わせて、制御盤に使用する電子部品をネット通販で揃えました。
スイッチ(左上)はなんでもよいのですが、工作機械風のスイッチにしました。自作した電動工具には全て同じこのスイッチを使っています。
ポテンショメータ(右下)は、可変抵抗器で1kΩ 1/2Wです。右上がそのツマミと目盛り板です。
操作パネル(左下)は、インバーターのオプション品です。
制御盤パネルは1㎜厚のアルミ板を加工して作成します。
アルミ板の加工には、ハンドニブラーが活躍します。歳がわかってしまいますが、国鉄時代の切符切りハサミみたいなものです。切符の代わりにアルミ板を切ります。
ハンドニブラーでパンチしながらカットしていきます。一度に2×4㎜程度をカットできます。これを繰り返して直線なり円なりカットしていきます。丁寧に罫書き線に沿ってカットしていけばそこそこの精度でカットできます。
スイッチボックスが嵌る穴を開けました。バリや段差は後でヤスリで研磨します。
ちょうどスイッチボックスが嵌りました。
次は、操作パネルが嵌る穴を開けました。
操作パネルも嵌りました。
ポテンショメータの軸の穴を開けたあとに、アルミ板から切り離します。1㎜厚のアルミなのでテーブルソーでカットしました。
なんか汚く見えますが、表面にビニルが養生のために貼られており、そのビニルが捲れたり傷がついているからです。