工房にあるアームライトをヒントに、スマホをセットして動画を撮影できるようにスマホアームスタンドを作成しました。
三脚を使うときもありますが、三脚のスペースが取れないときもあり、自在に動くアームスタンドを作ろうと思いました。
いつものDesignSpark Mechanicalでモデル化しました。
アームスタンドを設置するためのベース部です。設置では、壁にネジ留めしたり、フェンスなどの板にスプリングクランプで挟んで固定できるような形状としました。
ベース部のパーツの組立てです。
ベース部を組立てました。
次に、アーム側のベース部の作成です。
アームベース部のパーツは板を貼り合わせて作成します。軸受け部は四角の板を貼り合わせてから半円状に研磨して、丸く仕上げました。
アームベース部を組み立てました。いくつかナットを埋め込んでいます。
次は、主要部のアーム部です。2本のバネの力でスマホを付けたアームスタンドを支えます。
アーム部は腕と肘、筋肉となるバネから成っています。それらをM6の六角ボルトで固定します。
アーム部を組み立てました。アームの長さは上腕、前腕とも330㎜です。
最後にスマホをセットするハンド部です。ハンド部はスマホ台と操作するためのグリップ部から成っています。
ハンド部はスマホをスライドできる板で押さえる形にしています。黒い部分はスポンジラバーで、スマホを傷つけずに固定できるようします。
ハンド部を組み立てました。
すべてのパーツができました。これを組み立てます。
すべてのパーツを組立て、アームスタンドができました。
アームスタンドを作成する上で一番難しかったのは、バネの選定とバネの取り付け位置でした。
先端に取り付けるスマホの重量を支えられる程度のバネの張力が必要です。しかし、バネが強すぎるとアームが捩れたり、最悪は折れる可能性もあります。そのためバネは何種類か用意し何度も試行しました。また、バネの取り付け位置も写真ように3か所ほど試して決めました。
スマホアームスタンドは、壁にネジ留めもできますが、写真のようにフェンスの板にスプリングクランプで挟んで固定することもできます。こうすることで、いろんな場所で使えます。
ハンド部にスマホ?を取り付けてみました。スマホは1台しかないので、スマホケースをスマホに見立ててみました。雰囲気はわかると思います。
完成したスマホアームスタンドの動作をご覧ください。