今から18年前(2005年)に一度テーブルソーの集塵対策をしました。粉塵は溜まるようになりましたが、溜まった粉塵を集塵機で吸い出せずに廃棄がうまくいきませんでした。
2019年に当時の集塵対策を撤去して、テーブルソーの底に漏斗(下写真)による集塵対策(その2)をしました。しかし、これもうまく集塵機で吸い出せずにあまり集塵できませんでした。結局、集塵機で吸い出そうとするにはΦ40㎜弱のダクト(吸引力)では吸い出せないという結論になりました。




そこで、集塵機による集塵はやめて、自然落下方式に変更することにしました。案は2つあり、1つはテーブルソーの底口(500×420㎜)に合わせた袋の口を取り付けて集塵する。もう1つは、漏斗を再利用してΦ100㎜程度の大きな穴にして、そこから集塵する。
案2を採用し、今あるものを利用して改善してみることにしました。案1は、案2の後でもできるので残しておきます。


今までなかなか集塵対策に踏み出せなかったのは、このスライド板をはずす必要があったからです。スライド板は、テーブルソーに元から備わっている粉塵を滑り台のように下へ落としていく板です。スライド板を外すには、まず、テーブルソー本体をスタンドから外す必要がありますが、デルタコントラクターソーの総重量は90㎏あり、これを分解しなければなりません。
デルタコントラクターソーの分解


デルタコントラクターソーの全体です。これは2005年2月に購入したものです。18年ほど経ちましたが当時と変わらず使えています。
こちらが購入したときのブログです。この時は工房もできたばかりでとっても奇麗なことがわかります。


両側の延長テーブルを外したところです。厚み4㎜ほどもある鉄製なので重いです。反対側の延長テーブルも外します。


アルミ製のレールを外します。


メインテーブル以外を取り外しました。


大きな誘導モーターです。単相100Vでも単相200Vでも使えて2HP(馬力)あります。上部の2つの大きなコブは、コンデンサが入っており、コンデンサ誘導モーターです。単相交流のままでは誘導モーターは回らなかったり、意図しないタイミングで回りだしたり、思った方向に回らないなどの挙動になります。コンデンサを入れることで位相をずらして回転磁界を発生させ、設定した方向に回転させることができます。


モーターの取り外しです。すごく重たいモーターなので、モーターの下に予め台を置いています。外したときにモーターを落とさないよう安全対策です。
モーターはバネ式のピンで留まっています。両側のピンを押し込んでモーター側(左)の穴から抜いて外します。
コツは、先にバネだけを取ってしまうことです。そうするとピンが自由になり、力を入れてピンを押し込む必要がなくなるので楽になります。


モーターを外した後は、テーブルソー本体をスタンドから取り外します。やっと、スタンドが見えてきました。


ようやくスタンドからスライド板を外せます。外してみるとスライド板の大きさに気づき、保管場所の心配が出てきました。後で考えよう。
デルタコントラクターソーの組み立て


テーブルソー本体を寝かせた状態にして、スタンドを付けていきます。


スタンドを本体に取り付けた状態です。寝かしたついでに本体の清掃とグリス注入もしました。


スタンドの先端にモービルベースを嵌めます。
ここから寝かせたテーブルソーを起こします。流石に一人で起こすには危険すぎます。
そこで急遽、妻を呼んで手を貸してもらうことにしました。


二人作業で安全に起こすことができました。妻に感謝!感謝!


延長テーブル、レールを取り付けて組み立て完了です。


メインテーブルと延長テーブルの高さ調整やチップソーとフェンスの平行出しも終えました。
テーブルソーの目止め
まず、テーブルソーの隙間から粉塵が漏れないように目止めをします。


大きな口をパックリ開けている箇所です。
いくら集塵をしてもここが開いていたら意味ありません。ここを蓋します。


シートを塞ぐサイズにカットしました。Vベルトが通る穴とモーター支持フレームを通す穴をあけました。
このシートは、廃棄する液晶TVを分解した際に出てきた液晶画面のレンズフィルムぽいシートを保有品としていたものです。役に立つものですね。


加工したシートを磁石で固定しました。
モーター支持フレームのところがもう少し隙間がありましたのでここも手当てします。


息子が赤ちゃんの時のおしり拭きシートの残りです。シートを重ねてマスキングテープで貼って、切込みを入れてフレームを通してみました。ほぼほぼ隙間がなくなりました。代わりにスポンジシートでカバーしてもよかったですが、あいにく持ち合わせがありませんでした。その他には換気扇のフィルターでもよさそうですね。
今回、シートで大きな口を塞ぎましたが、これは暫定になります。なぜなら、テーブルソーは45度まで丸ノコのブレードを傾けることができます。傾斜させるとVベルトとモータ支持フレームも一緒に傾いてしまいます。当然ながら、シートも巻き込まれてしまいグニャりとなって取れてしまいます。
傾斜させても追従するカバーの仕方を考える必要があります。シートカバーを本体側に磁石で固定するんじゃなくて、モーター支持フレーム側に固定しないといけないですね。
改善ネタとして課題に挙げておきたいと思います。
漏斗の改造
集塵対策案2の「漏斗にΦ100㎜程度の穴からの集塵」を行うために、漏斗を改造します。


ようやく集塵対策に入ります。対策(その2)で作った漏斗を改造します。直径92㎜のカシューナッツの空きケースがあったので、これを使うことにしました。100㎜には足らないですが。
こんな感じでつけたいと思います。


漏斗に穴を開けて、カットしたケースを嵌めて、グルーガンで接着しました。
最後につや消しブラックでスプレーしました。毎度のことですが、塗装するとそれなりに見えるのがいいですね。カシューナッツの空きケースとは思わないですね。(笑)


ケースの縁が飛び出している分、木くずが溜まってしまいます。段差を埋めるかは、また考えたいと思います。


テーブルソーの下から見たところです。ここに改造漏斗を嵌めます。元々、漏斗は本体とスタンドをつなげているフランジ部分に載せられるように作っています。


改造漏斗をフランジに載せたところです。載せただけなので、漏斗がずれると外れて落ちてしまいます。


百均で購入した目玉クリップ付きマグネットを使います。傷つき防止用にマグネット裏面にシールがついていますが、剥がして磁力の強度を優先しました。


目玉クリップ付きマグネットをフランジに付けて、クリップ部分で改造漏斗を押さえるようにすることで固定できました。合計6個のマグネットを使いました。裏面シールも剥がしているのでしっかりくっ付きました。


安直に段ボールで受けようかと思いましたが、イケてないので何とかしたいと思います。
落ちていくときに木屑も空中に舞うと思うし…
集塵受けの作成
漏斗から落ちてくる木屑を受けるのが欲しいと思います。考えた2案です。


ペール缶を設置するには、空間が狭そう。
袋だけではふわふわして頼りなさそう。🤔


いいとこ取りを思いついた!😮


容器は何にするか?


物置にありました!ずっと使っていなかったブリキのバケツ。工房をビルドしたときにコンクリートを運ぶのに購入したものです。
物置も空くし、一石二鳥です。
ブリキのバケツのままだと味気ないので塗装したいと思います。


エクステリアの補修の際、庭灯を塗装したときに購入したアーチグリーン水性塗料です。


天気がよかったので、あっと言う間に塗装完了しました。
工房のサイクロン集塵機もグリーンのペール缶を使っているので統一感が出ていい感じです。
漏斗口の抜け止めストッパーの作成
袋の口を漏斗口に取り付けると、そのままでは袋がずり落ちてしまいます。寸胴の漏斗口に抜け止めのストッパーをつけたいと思います。袋の口が止まればなんでもいいのですが、やっぱり木工でストッパーを作りたいと思います。


木で輪っかを作り、漏斗口に嵌めます。端材置き場を漁ってちょうどいい合板がありました。
輪っかの罫書をしてカットします。


自作のバンドソーでサクッ!と荒切りします。


自作のディスクグラインダーでサクッ!と仕上げ研磨します。


だけど、内側の加工が大変です。内側はバンドソーでは切れない~。


内側をヤスリで研磨して仕上げますが、う~ん、なんかガタガタ。😢
糸のこ盤が欲しい~!
2~3万円で買えるんだから、サッサと買えよという心の声が聞こえくる~。


自作したい…、と心の声が邪魔をする~


最後にメープル水性ニスで塗装して完成です。小一時間ぐらいでしたが、ほとんどヤスリ掛けに費やしました。


パイプの内側から3点でストッパーをネジ留めししました。


テーブルソーに改造漏斗を取り付けたました。
集塵受けの設置


最後に袋ですが、ホームセンターでいろいろ探して、これに決めました。ポイントは容量45Lで大きく、袋に口にヒモが付いていることです。20枚入りで382円お手頃です。
ちょっと残念なのが、引き締めができないことでした。
引き締めできるヒモ付きなので、こちらがよかったな。値段もお手頃だし。


集塵受けを設置しました。ブリキのバケツに袋を入れて、口を漏斗口につけてヒモで締めました。ストッパーがあるので袋がずれ落ちることもありません。
まとめ
今回、3回目のテーブルソー集塵対策を行いました。まとめると以下になります。
課題としては、以下です。
今後、テーブルソーの集塵状況をウォッチしていきたいと思います。






