可愛がっている猫が脱走してしまい、戻ってこなくなるほど悲しいことはないですね。我が家のにゃんず(プー・ルー兄弟)は外が大好きで家の周りだけですが毎日、朝散します。そこで万が一を考え、玄関に脱走防止柵をDIYしました。
脱走防止柵の材料
材料はホームセンターで手に入るものばかりです。
突っ張り棒です。玄関高さは240㎝あるので、250㎝程度の突っ張り棒が必要です。
ワイヤーネット(メッシュパネル)です。玄関のドア幅に合わせて60㎝×90㎝のものを2枚つなげて使います。
玄関や土間のサイズに合わせてワイヤーネットのサイズを選びました。
ワイヤーネット(メッシュパネル)用のジョイントです。これで2枚を繋げます。
自在型のキャスターです。玄関で使うため、柵を雑に扱ってしまうことを考慮して強度とスムーズさでキャスターを付けることにしました。
結束バンドです。突っ張り棒とワイヤーネットを結束するために使うので、長さ150㎜はあったほうがよいです。
キャスター支持具の設計
最初に細かなところから作成します。
ワイヤーネットの下部にキャスターを取り付けます。細いワイヤーにキャスターをそのままでは付けられません。そこで、キャスターのブラケット(支持具)を端材で2個作成します。
ワイヤーネットの作りを見て、ブラケットは絵のように端材にミゾと切欠きを入れて作成しようと思います。
ワイヤーネットをブラケットで挟み込んでキャスターが固定できるようにします。
ワイヤーネットをよく見ると太いワイヤーに接着している端付近の細いワイヤーは微妙にカーブしています。
もう少しわかりやすい角度から見ると、こんな感じに細いワイヤーの端がカーブしてます。
ワイヤーネット全体が平になるように作られているようです。
なので、このカーブを考慮したブラケットを作成しなければいけないことに気づきました。
ブラケットはミゾと切り欠きを施します。
キャスター用ブラケット(支持具)の作成
ちょうどよい端材がなかったので端材から15㎜厚に切り出しています。
40×60×15の木片を4つ切り出します。
テーブルソーで木片に5.5㎜角の切り欠きを入れます。
同様にミゾもテーブルソーでカットしました。刃の厚みは細いワイヤー径と同じ3㎜でしたので好都合です。
二組のブラケットを作成しました。
自在キャスターはこんな感じでねじ留めしますが、幅がぎりぎりです。
なので、下穴を斜めに開けることにしました。
ねじ留めする箇所に下穴をすべてあけました。
また、自作ディスクグラインダーで面を仕上げ、角をカンナで面取りしました。
玄関の足元で使用するので水や埃に耐えられるように油性ウレタンニスで2度塗りしました。色はオールナットです。
脱走防止柵の組み立て
部品がすべて揃ったので脱走防止柵の組み立てに入ります。
ブラケットをワイヤーネットに取り付けます。ブラケットは各ワイヤーネットの下部中央に1つずつ付けます。
ミゾ、切欠きにワイヤーがすっぽり収まります。
もう1つのブラケットを被せてねじ留めします。
最後にキャスターをねじ留めします。
こんな感じで取り付けました。これをもう1つ組み立てます。
次に、2枚のワイヤーネットをジョイントで繋ぎます。ワイヤー同士を挟んでねじ留めするだけです。
2枚のワイヤーネットを4つのジョイントで繋ぎました。
玄関に立てた突っ張り棒にワイヤーネットの端を結束バンドで留めます。
上部に2つ、下部に1つ結束バンドで付けました。扉などは上部に荷重がかかるので上部を補強します。
最後にマグネットを付けて、柵が止まるようにしておきます。
脱走防止柵の出来上がり
完成した脱走防止柵です。アニメーションGIFにしてみました。
普段はこんな全開にすることはなく、3枚目の写真程度までです。
外へ出るときは、にゃんずを見ながらドアを開けるので問題ないですが、家に入るときに柵がないと、にゃんずが出てくる恐れがあります。柵があると安心です。
庭を散歩するにゃん!
(笑)