【エト・セトラ】保護猫譲渡のトライアルを始めました。トライアルの様子をメモっておこうと思います。

　最初に先住猫のプーマを紹介します。プーマは突然やってきました。2018年9月23日に我が家にやってきました。プーマは大阪生まれで、生まれて間もなくカラスに襲われているところを大阪にいる息子の友達が助けたところから始まります。その友達は寮に住んでいるため飼うことができず、息子に委ねました。息子もアパート暮らしなので飼えませんが、匿ってしまいました。息子はインスタに飼っている様子をあげて、それを見つけた弟が「お兄、猫飼ってるで！」と知らせてくれました。

　すぐに息子に連絡を取り、事実確認をしました。事実でした。急遽、家族会議を開き、引き取ってこちらで飼うことにしました。
　発覚から1週間もなく、ペットを飼ったことがない妻でしたが、ケージやキャリーなど急いで準備してくれました。そして、その週の日曜日に引き取りに息子のアパートまで行くと、部屋から子猫の鳴き声が聞こえてきました。そんなこんなで我が家に猫がやってきました。
　猫の名付け親は、サッカーをやっている息子の友達（保護主）で、プーマと名付けていました。そのまま名前も引き継いでプーマと呼んでいます。男の子です。なお、通称は「プーちゃん」です。
　すぐに近くの動物病院に連れていき、診察してもらいました。診察の結果、誕生日は2018年8月10日に決まりました。ワクチン注射や去勢はまだはやいということでした。以下で実施しました。
１回目ワクチン注射：10月13日
２回目ワクチン注射：11月10日
去　　　　　　　勢：2019年2月25日

2020年10月17日（日）
　さて、話をトライアルに戻します。2020年10月17日に2匹目のサバトラの子猫がやってきました。名前はルーク、男の子で、５、６ヶ月ぐらいです。細身で凛々しい顔をしています。
　ものすごく人懐っこいです。威嚇のシャーもなく、隠れることもしません。撫でるとゴロゴロしてくれます。細身ですが食欲は旺盛で餌をあげると気持ちいいくらい食べてくれます。まずは一安心です。

　心配なのがプーマです。前日にルーク用のケージを設置していただきましたが、設置したケージに対して恐るおそる近づき臭いを嗅ぎながら周囲をゆっくり歩きます。しっぽは垂らし、腰は低くすぐにでも逃げられるようにしているようです。これが10分以上も続きました。自分たちは全く臭いはわかりませんが、猫にはわかるようです。
　当日、ルークと保護主さん、譲渡会の方2名が来られましたが、それを察したのか２階から一向に降りてきません。降りてきてもルークのいるリビングには入ろうとしません。

　先住のプーマが怖がって２階から降りて来ずトレイもままならなかったので、その日の晩にルークを和室に移しました。
プーマは和室には入らず、入り口の外からルークを覗いています。和室には結界があるようです。

　2020年10月18日（月）
　ルークは場所が変わってもすぐに順応してご飯ももりもり食べていました。
　今朝からは和室の入口を閉めた上で見守りながらルークを部屋に放しました。特に怖がる様子もなく探検して、猫じゃらしで夢中になって遊びました。

　プーマの食欲が無く3回嘔吐したのでもう少し様子をみて、改善しなかったら明日病院に連れて行こうかと思いました。思った以上にデリケートだったみたいで、ルークと仲良くなるには時間が掛かりそうです。

2020年10月19日（火）
　プーマの食欲はあまりないですが、遊んであげた後に少しカリカリ（固形の餌）を食べ、遊ぶ元気が出てきたようなので病院には行かず午前中様子を見ることにしました。また、嘔吐も今日は無く少しほっとしました。
　プーマはまだルークに近付くのが怖いみたいです。すぐそばまで2回行きましたがあとは2mぐらい距離を取って見つめ合っています。お互いに威嚇することは無く、ただ見てるだけです。プーマは姿勢を低くしてるので、まだ怖いのかな…と思います。
　水分がいつもより少なめの気がするので水分補給用のチュールを買ってこようと思っています。

　ルークはとても元気で食欲旺盛、誰にでもゴロゴロ甘えてくれて馴染んでいるのでご心配はなさそうです。

　プーマにしたら自分の縄張りを突然侵された気持ちになったんだと思います。妻とも「ウチラの感覚で言うと見たことない宇宙人が、隣の部屋に急に侵入してきて生活し始めたみたいな感じなのかもね。そりゃ怖いよね。危害を加えられる事が無いって分かるまでは」と話して和室の入口自体を閉めてプーマから見えないようにしたり(プーマは入口を自分で開けられるので見たかったら開けて見るだろうと…)たまに開放してみたり…試行錯誤しながら様子を見守っています。
　今日もまだ物音に対してナーバスですが、やっとお腹を見せて横になってくれたので少しずつ緊張がほぐれてきているかもしれません。いつも家族を見つけるとゴロンと横になって撫でてと要求するプーマが緊張からか、全くしなくなってたので心配していました。
　ルークには気の毒ですがまずはプーマのケアをしっかりしていこうと思います。
勿論、プーマが寝てる時など落ち着いている時はたっぷり遊んであげようと思います。
ルークは素直で甘えん坊で本当に可愛いです。プーマが心を許して仲良くなってくれるのを気長に待ちたいと思います。

2020年10月20日（水）
　和室にトンネルおもちゃやクッションを置いてルークが一人遊びしやすくなるようにしてみました。リビングと洗面所のドアを閉めてしまえばプーマは出られないので、和室のドアを閉めて放してあげればバッチリです。

2020年10月25日（日）
　夜、1階のドアを全てオープンにして放してみました。
ルークは部屋に興味津々であちこちクンクンしながら歩き回り、たまに目に入るプーマにダッシュしたり離れたり…を繰り返しています。
プーマは仔猫特有の素早い動きにビビりつつも、威嚇することなくどちらかと言うと逃げ回っています。
　それでもさすが、ルークはネコちゃんの中で揉まれてきているので距離感を保つのが上手でプーマの様子を見ながらグイグイ行き過ぎることなく上手にやってくれている感じです。
40分ぐらいそうやって過ごしてからオモチャでルークを遊ばせている所にプーマがそれにつられて突進し正面衝突してしまい、そこからプーマが怖がる様子が見えたのでルークを和室に移してその日は終わりました。
今日もルークを一緒にして様子を見ています。

2020年10月26日（月）
　まだまだプーマはルークから逃げ回っていますが、今日初めて近距離で寝ました。写真に写っているトンボのオモチャで遊んだせいで疲れたのかもしれません。ルークはプーマに鼻を近づけたりお尻の匂いを嗅ごうとしたりするのですが、プーマがそういう猫社会の挨拶を知らないので「何？なに？」とオドオドしてます。ルークはプーマのトイレも使うし水も飲んじゃうし自由奔放に過ごしています。

2020年11月1日（日）
　この日、2週間のトライアルを終えてルークを正式に譲渡いただきました。
一生ルークを世話することを約束し譲渡契約を締結しました。また、予防接種証明書を引き継ぎました。
　最初はどうなることかと思いましたが、ここ1週間くらいからプーマが落ち着いて、やっていけそうだと思えるようになりました。

2020年11月15日（日）　
　プーマはルークがいることが当たり前になった来た様子です。最近は、お互いに追っかけ合いをしています。先に仕掛けるのはいつもルークですが、大きな変化です。ルークはプーマによく猫パンチをしますが、プーマはそ～っと手をあげるものの猫パンチまではせず、子猫を諭すような感じで見てます。おっとな～！
　また、鼻を合わせることもよくします。前は鼻を合わせるとルークがすぐちょっかいを出していましたがそれが少なくなりました。
　実はルークなりに緊張していたのかもしれません。その緊張がハイになって表れていたのかもしれません。

　今の困りごとは、ルークの食い気です。ごはんを食べるのがとても早く、また食べ終わった後にプーマのごはんを横取りするところです。そのため、食事はいつも別々です。特にルークはケージに入れて食事をさせます。終わった後にプーマのところに行かないようにです。
プーマもルークの鈴の音が近づくと気になり食べるのが止まってしまうからです。

　そこで対策として、ゆっくり食べられる食器を購入しました。試したところ、効果絶大です。あの食べるのが速いルークが、すごく時間がかかるようになりました。プーマと同じくらいの遅さになりました。早食いは体にもよくないので、買ってよかったと思います。
　ルークが我が家に来て、ちょうど一か月になります。もうすっかり我が家の一員になっています。