【家アラカルト】Dテーブルリメイクの引出しを修正しました

家アラカルト

 2022年1月にDテーブルをリメイクしてパソコンデスクにしました。パソコンデスクに引出しを付けましたが、引出しのセオリーに沿った作りになっていなかったので修正しようと思います。
 引出し追加の投稿記事を作成していた時に気づきましたが、引出しが使えないわけではないので「まあ、いいか」と自分を慰めていました。

 だけど、その投稿記事に以下のコメントをいただきました。

引き出しの前板(鏡板の下地)が勝っているのは間違いです。側板が勝ちでなければなりません。

投稿へのコメント

その通りです。そうだよねと思い、これをきっかけに修正しようと思いました。

 図(下側)の側板(ピンク色)が化粧板(緑色)に接しているのが正しく、図(上側)の前板(黄色)が化粧板(緑色)に接しているのが間違いです。

前板が勝ると
  • 引っ張り強度が低い
  • 木口が見えて見栄えがよくない

 上記の意味から、底板の取り付けも引出しとしては本当は好ましくないですが深さを確保しています。

 もう少し詳細にすると、図の左側のように側板(ピンク色)と前板(黄色)をダボ(緑色)で接着した場合、化粧板のところで引き出しを引っ張る方向とダボの方向が同じだとダボが抜けやすくなるのがわかります。引出しに重いものが入っている状態で何度も出し入れすると側板と前板に隙間ができて、いずれ壊れます。右側のように側板が勝るようにすると左側より長持ちしますね。

 パソコンデスクに引出しを付けたときの写真です。前板が勝っています。ブッブー!

 早速、修正作業に入ります。
まずは化粧板を外します。木ねじで留めているだけなので簡単に外せました。ボンドで接着しなくてよかったです。

 次にスライドレールを外します。これも木ねじで留めているだけです。

 前板はボンドと隠し釘でがっちり接着しているので切るしかないです。
丁寧に前板を外します。まず、5.5㎜の底板だけを側板ギリギリでカットします。テーブルソーでカットしました。

 前板を側板から外すため、こちらも側板ぎりぎりで側板の厚み(13㎜)だけテーブルソーでカットしました。

 これで前板が外せました。引出し側もきれいに切れました。切った木口はヤスリと鉋で整えます。

 外した前板を使いたいので、側板分だけ両側をカットします。また残っている底板もカットします。

 カットして木口を整えました。

 側板が勝るように前板をはめ込みました。

 ボンドで接着し隠し釘で補強します。

 スライドレールは、前板(13㎜)分うしろに下げる必要があります。木ねじの位置も13㎜ずらして取り付けました。
13㎜下げてもスライドレールはどこにも干渉しませんでした。

 最後に化粧板を取り付け修正が終わりました。前板の木口が隠れて見栄えはよくなりました。

なお、先板は引っ張り力が影響しないので修正しません。また、先板は隠れるので見栄えにも影響しません。
底板も意図的に造作しているので修正はしません。スライドレールで底板の木口も隠れます。

 あと、引出し2杯分の修正をします。1杯目は1時間ほどかかりましたが、要領がつかめたので残り2杯は1.5時間程度でできそうです。

 引出し3杯の修正が完了しました。
13㎜奥行が短くなりましたが、元々奥行を長くとっていたので支障ありません。

 修正した引出しを取り付けて撮影しなおしました。

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