【家アラカルト】DIY! トイレの壁紙張替え

家アラカルト
張り替え前の状態

2020/06/05
 我が家も20年を越えたので、そろそろいろんなところはほころんできています。今回は、トイレの壁紙を張り替えることにしました。ずっと前から家族から要望があったのですが、ようやく着手することにしました。
 お見せするのは恥ずかしいですが、写真は現在の状態で汚れやカビが付いて痛んでいます。

壁紙張り替えセット

 事前にネット購入していた壁紙張り替えセットです。届いてから作業に移るまで、梱包のままおいていましたが、開梱し説明書を読んだところ、賞味期限があることがわかり、焦りました。届いてから2~3週間以内に使用してくださいとのこと。このセットは、生のり付きの壁紙のため、おそらく乾いたり、あるいは壁紙がよれよれにならないように適切な期限を設けているのだと思います。ちょうど、今日が3週間目でした。

梱包内容一式

 このセットにしたのは、壁紙だけでなく工具や作業に必要なものがすべてそろっているからです。壁紙の張り替えは初めてで、何も持っていなかったので助かります。本来なら、必要なものをリストアップしてホームセンターで探しながら購入するのですが、まあ、これも楽しみの一つなのですがね。今回は横着してみました。
 購入したのは、以下です。参考まで。
壁紙屋本舗:壁紙 のり付き15m 道具付き 石目調
柄は白い塗り壁調のもので、人気No.1を選びました。お値段は6,990円(税、送料込み)。
やってみて、人気No.1の理由がわかりました。

石目調(白い塗り壁調)

 写真が今回購入した壁紙の柄です。カメラの都合で少し灰色ぽく見えますが、真っ白です。

アクセサリの撤去

 壁紙を張り替える前にトイレの壁についている紙巻器やタオル掛けなどアクセサリをすべて外します。出足はよいよいかなと思っていたのですが、手すりを外すのに30分ぐらいかかってしまいました。思わぬところで時間を食ってしまいました。

ナットを外そうと…

 写真のように手すりの端のカバーをとって、径の大きなナットを緩めようとしているのですが、回らないのです。留めている構造がわからないので、力入れすぎて、壁が壊れても困るし。このままでは埒が明かないので、思いっきり力を入れてようやく緩みました。

手すり本体が取れて…

 ようやく手すり本体が取れて、ほっとしたのも束の間でした。壁についている金具がまた取れない。ナットを回しても空回りするばかり。今度は金属部の構造をよく見ると、手前に切り欠きが入っている箇所があるので、これを回せばよいのかと思い、径の大きいナット側をスパナで固定し、手前の径の小さい切り欠きを別のスパナで緩めることでようやく金具を外すことができました。

金具を外したところ

 金具の先の部分と壁側の土台部分の2つに分かれます。先の部分が取れると、壁側の金具は太いボルトネジで壁と留めていることがわかりました。このボルトネジを緩めて、やっと手すりを外すことができました。
 たまたま、径の大きいスパナを持っていましたが、普通の家庭なら持っていないので、ここで挫折するか、ホームセンターに走るかです。
 手すり自体がくすんで汚れていたので、張り替えた後もこの手すりは使わないことにしました。

タオル掛けの外し

 手すりが外せたので、あとは楽勝です。タオル掛けは、下側にネジがあり、それを緩めて、タオル掛け本体を外すと、カプラー(白い部品)が出てきて、カプラーと壁がネジで留められていました。ネジが見えないように工夫されています。あとは、紙巻器を取り外して完了です。

コンセントカバーの取り外し

 壁にはオシュレット用のコンセントがあるので、コンセントカバーを取り外します。

コンセントカバーを外したところ

 コンセントカバーを外したところです。カバーはマイナスドライバーの先を差し込んで、ドライバーを回せば、パチンと外れます。あまり勢いよくするとカバーの爪が折れるので注意が必要です。カバー留めのプラスチックのプレートが付いているので、ネジを緩めて外すと写真のようになります。

アクセサリを外し後の壁

 水道管は外せないのでそのままです。壁に付いているものは、すべて取り外しました。ネジの跡などが見えます。

壁紙を剥がしたところ

 壁紙を剥がしたところです。剥がすのに夢中になり、剥がしている途中の写真を撮るのを忘れてしまいました。壁紙の端の角をカッターの先で少し斫り、手でそっと剥がしていけば、思っている以上にきれいに剥がれます。ただ、下部の便器に近いところはトイレしたときの跳ねの影響でしょうか、壁紙自体が弱くなり、うまく剥がれず、ぽろぽろになります。ここは根気よく剥がすしかないです。
 左側の壁の一部が茶色くなっているところは下地も剥がれてしまったところです。

パテで補修

 下地が剥がれた箇所は、パテで埋めて窪みにならないように補修します。パテは家にあった木工用のパテを使いました。

ネジ位置のマーカー

 壁紙を貼る前にやっておくことは、外したネジの位置をマークしておくことです。壁紙を貼ってしまうと、全く分からなくなってしまいます。
 テープに矢印と何センチ下かを書き込んでおき、ネジ穴の位置が後でわかるようにしておきます。
 写真は、壁紙を貼り終えた時のものですが、ネジ穴が隠れてわからなくなっています。

壁紙貼り中

 壁紙を貼っているところです。またもや壁紙貼りに集中してしまったため、途中の写真を撮る余裕がありませんでした。
 壁紙の貼り方は、購入したセットに丁寧な説明書が付属していたので、貼る前に一読するのがよいと思います。
壁紙貼り作業を進めていくと人気No.1の理由がわかります。
・無地の塗り壁調なので柄合わせ不要
・無地の塗り壁調なので斜めってもへっちゃら
・厚紙なので隙間はローラで延ばして補完できる
・失敗して、継ぎはぎしても目立たない

作業の困難な箇所

 説明書通りに貼っていきましたが、説明書通りに作業ができないのがトイレです。
トイレの作業で何が大変かというと、以下でした。
・狭い(脚立の置き場が限られる)
・便器が邪魔(便器回りの作業が半端なく窮屈。特に裏側は手が回らない)
・窓枠、棚が密集している(壁が入り組んでいるので、細々作業が多い。赤枠①)
・水道管が壁から出ている(奥の壁から出ている上に水道管をよけて貼らなければいけない。赤枠②)
・コンセントが奥まったところにある(赤枠③)
 つまり、トイレは、壁紙貼りで手間のかかる作業がすべて集約している場所ということです。壁紙貼り初心者がトイレは避けたほうが良いといわれる所以です。

張り替え終えたところ

 壁紙を貼り終えたところです。目地のコーキングはまだ行っていません。無地の白なので写真では、わかりづらいですが、真っ白で気持ちよいです。

仕上げのコーキング

 最後に仕上げのコーキングを行います。壁紙セットに入っているハンドコークというものを使って目地にコーキングしていきます。
ここでも人気No.1の実力がさく裂します。
白の無地で塗り壁調なので白色のハンドコークでどこでも補修できます。破れたところ、隙間などどんどんコーキングします。塗り壁調なので雑にコーキングしても目立ちません。
 目地部のコーキングは丁寧にするのが大切です。完成したときの見た目に差が出ますし、壁紙の剥がれ防止にもなります。はみ出したコーキングは丁寧に拭き取ります。

張り替え完成

 タオル掛けなど取り付けて、すべて完了しました。
今回の壁紙張り替え工数は以下の通りです。
1日目
・備品の取り外し:1時間
・壁紙剥がし:1.5時間
・壁紙貼り(上半分):4時間
2日目
・壁紙貼り(下半分):3時間
・コーキング:1.5時間
・備品の取り付け:0.5時間
・片づけ:1時間
総時間:12.5時間

 張り替える前と後の比較です。手すりを取り外しています。カビや汚れがなくなりきれいになりました。写真のスライドバーを左右に動かすとより分かると思います。

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