【道具・工具】丸ノコを使ったスライド丸ノコの自作

道具・工具

 スライド丸ノコというのは、写真のような電動工具です。丸ノコがスライドするアームに取り付けられていて、丸ノコを手前から奥にスライドさせることで木材をまっすぐに切削することができます。見るからにメカニカルで高そうです。値段は2~4万円程度から高いものでは7~9万円もします。木工をしていると憧れます。

丸ノコ

 持っているのはご覧の丸ノコです。木工をやり始めたときに買ったもので、もう20年ぐらい使っています。ただ、丸ノコはあまり好きじゃないので稼働率は低いです。好きじゃない点は、重く、音が大きく、刃がむき出しでギュイーンと回ると怖いところです。
 出張DIYのときは大型のテーブルソーは持っていけないので、この丸ノコを持っていきましたがうまく使えず、結局ほとんどノコギリを使いました。そこで、扱いやすくするためにこの丸ノコを使ってスライド丸ノコを自作することにしました。

引出し用のスライドレール

 今回の自作スライド丸ノコのコンセプトは、コンパクトです。手狭な工房で邪魔にならないようにする。また、出張DIY時にも手軽に持っていけるようにする。それでいて、簡単にまっすぐ切削ができるようにする。
 そこで、引き出しなどに使われるスライドレールをキー部品にして製作しようと思います。スライドレールの良い点は、レールの幅で取り付けできる点、レール長さがそのまま可動範囲になるコンパクトな点、ボールベアリングを使っており動きが滑らかで、ガタツキが少ない点、強度がある点です。それでいてお安い価格です。

スライドレールの可動範囲

 今回使用する可動範囲250㎜のスライドレールです。縮めたときと伸ばしたときの状態です。250㎜にしたのは、丸ノコの長さがちょうど250㎜に収まりコンパクトになるからです。

鉄のアングル

 引出しにスライドレールを取り付けるように、引き出しの代わりに丸ノコにスライドレールを取り付けます。丸ノコのベース部分に取り付けますが、ベースはアルミの枠で取り付ける余裕がほとんどないので鉄のアングルをベースに取り付けることにしました。

購入したマキタのグラインダー

 今回購入したマキタのグラインダーです。前からもう一台欲しかったグラインダーをようやく購入しました。鉄のアングルを加工するために活躍してくれました。鉄のアングルがスパスパ切削することができました。

アングルの加工

 アングルを必要な長さに切ったり、穴を明けたり、切り欠きを入れたりと丸ノコの現物と合わせながら加工していきました。

丸ノコのベース側の加工

 アングルを取り付けるために丸ノコのベース部分を加工しています。

ネジ切り

 丸ノコベースに明けた穴にM6のネジ切りをします。タップでネジ切りしているところです。

ベースにアングル取り付け

 加工したアングルをベースに取り付けています。こちら側は簡単だったのですが、反対側が大変苦労しました。

反対側のアングル取り付け

 中央当たりは、丸ノコ本体とベースとの隙間がほとんどなく見ての通り、アングルを分割しています。
 やっと両側のアングル取り付けができました。これで30㎜程度の取り付け幅を確保することができました。鉄のアングルなので強度も問題ありません。
ところが、まだまだ苦難が続きます。こちら側にはそのままでは、丸ノコ本体が邪魔でスライドレールを取り付けられません。

橋渡しの板

 そこで、取り付けアングルから丸ノコ本体の幅分を橋渡しする板を噛ませてスライドレールを取り付けることにしました。

こんな感じ

 写真のような感じで橋渡ししますが、丸ノコ本体の丸くなった部分が干渉します。

型取りケージ

 型取りケージを使って、丸ノコ本体の丸い形状をコピーしています。

板に型を転写

 コピーした型を板に転写します。

転写した罫書き

 転写した罫書きです。あとは罫書きに沿って切削します。切削は丸い形状ですが、いつもの短冊切りで荒加工します。ちょっとずつ刃の高さを変えながら短冊切りします。

短冊切りしたところ

 テーブルソーで短冊したところです。ざっくり形になりました。あとは凸凹を研磨します。

研磨したところ

 凸凹を研磨したところ、きれいになりました。

現物で微調整

 最後に現物と合わせながら微調整していきます。

アングルの取り付け

 橋渡し側に先ほど作成したアングルを取り付けます。

ベースに取り付け

 橋渡し板を丸ノコベースに取り付けました。これで、スライドレールを取り付けられます。

タイトルとURLをコピーしました