先回、自作グラインダー草刈り機を使いやすくしましたが、ケーブルが雑然としていたり、無垢のままだったりと完成途上でした。今回は、仕上げもして試しの草刈りまで行いました。
蓋のネジ止めの改善
蓋を木ネジで止めていると、蓋を外したり付けたり繰り返すと、だんだんネジ山が鈍ってきてネジの効果が薄れてしまいます。そこで、繰り返しに適しているナット用のネジに変更します。
木ネジで止めていました。木ネジでは、タッピング不要で便利なのですが、外したり付けたりするには不向きです。
木部が割れずに鬼目ナットをねじ込めました。これでM4ネジを使えるようになりました。
塗装
草刈りというシチュエーションでは、土、泥、切れ葉がかかるので木肌にはよくありません。塗装して水気から保護します。
今回は、ブルーのアクリルスプレーで塗装します。
分解して塗装しやすいようにしました。ハンドグリップと固定板は、将来木工ボンドで接着することも考えて、塗装しないようにマスキングしておきました。
雨のため軒下で塗装しました。渇きに時間がかかるのでドライヤーで加速しました。
どこかの電動工具ぽくなりました。
U字ボルトの不要部の切断
U字ボルトのボルト部が突き出ており、作業時に指を引っかけて怪我する恐れがあります。不要部を切断しておきたいと思います。
4㎝ほどボルトが突き出ています。
ハンドグラインダーでカットしました。一部突き出たボルトも利用したいので、長さはまちまちです。
配線図
塗装するためにすべて分解しました。配線がわからなくなので配線図を作成しておきました。CADデータがなかったので、すべての部品をPowerPointで自作しました。
スピードコントローラの端子は、下から入力(N)、入力(L)、出力(L)、出力(N)です。また、スイッチの1と2の端子が、スイッチONで繋がります。スイッチの3の端子は、スイッチONで点灯するように入力(N)につなぎます。
組み立て
すべての作業が終わったので再度組み立てます。
組み立て完了。配線も整理しました。
手前右のボルトには、ブチルゴムで作ったケーブル押さえを嵌めています。ケーブルもブチルゴムを帯状にカットして巻き付けました。
試し芝刈り運転
実際に草刈りに試してみます。
Beforeです。レンガの目地から生えている芝の手入れが手間ですが、この草刈り機での効果は如何に!
芝刈りの様子を動画に取りましたのでご覧ください。
Afterです。きれいに芝刈りできました。
ここも芝刈りしましたが、Beforeの写真撮ってなかった。
まとめ
グラインダーを使った草刈り機を自作しました。持ち手を付けることで腕が疲れず楽になりました。また、手元で電源ON/OFFとスピードコントロールができるようになったので安全になり、草の状態に応じてスピードを調整できて便利です。あと、結束バンドの代わりに草刈りコードを使用するようにしたので、耐久性がのびて交換の手間が減りました。
ひとつ試運転で分かったこがあります。草刈り中の振動でスピードコントロールのボリュームが減速する方向に回ってしまうことです。ボリュームを軽く押さえながら草刈りする必要があります。ちょっと手間です。何か方法を考えたいと思います。