製作の作業性を考慮して、モーターを仮置きしていましたがバンドソー自体の作成をほぼ終えたので、モーターをバンドソー本体に設置することにしました。
まずは、モーターを設置するベースを作成します。重量のあるモーターが安定するよう厚みを持たベースにするため集成材を貼り合わせます。
18㎜厚を2枚重ねて36㎜の板をベースにします。
元々、設置する予定の200V三相400Wモーターです。が、プーリーを用意するのをすっかり忘れていたので今回の使用は見送ることにしました。バンドソーのトルク不足を感じたら、置き換えを考えることにします。
そこで、今まで仮使用していた200Wモーターを本使用します。モーターステーに合わせてベースにネジ位置を決めます。この時、モーター側プーリーと本体側ホイールのプーリーの位置があうように位置決めしておきます。
いつもの鬼目ナットを取り付けます。常用のM6を使用します。
モーターの自重を利用してVベルトのテンションを掛けるため、ベース上部にモーターを取り付けます。
ベースが可動できるように蝶番でバンドソー本体と接続します。
本体の足部分にベースを取り付けました。
ペースを畳んだ状態です。
モーターをベースに取り付けます。かなりモーターが重いので、板を何枚も重ねて足場にして安全にモーターを取り付けました。
M6ネジで取り付けました。
Vベルトをモーターのプーリーに掛けます。ベースを畳むことで簡単にVベルトを掛けることができます。
あとは、モーターの自重に任せてベースを広げるとVベルトが張ることができます。
ここでモーターを回してみたところ、結構振動が発生することが判明しました。原因は2つありました。1つ目は、蝶番のガタでプーリー面が捩れることで振動が発生する。2つ目は、Vベルトの張りが強く、1つ目の振動がモーター自身を振動させて振動が増幅したことでした。
振動を抑えるため、ベースと本体との間にネジを追加することにしました。追加したネジで蝶番のガタを押さえるとともに、ネジでVベルトのテンションを調整できるようにしました。
本体側に鬼目ナットを付けてネジが留まるようにします。
蝶番を軸に回転可動するベース側は、ネジが上下できるように幅を持たした穴を開けました。
寸切りネジを取り付けました。調整しやすいように蝶ナットを付けています。
蝶ナットを締め付けたり緩めたりすることでVベルトのテンションを調整できます。また、ネジにより本体とベースを固定できるので蝶番のガタも抑えられました。
これでモーターの設置ができました。