バンドソーを自作したものの工房には少し大きく、使い勝手が悪い状態が続いていました。使い勝手だけでなく、工房での作業エリアも狭くなりプチストレスでした。先週から工房のレイアウトを見直しており、合わせてバンドソーの設置スタンドも作成しようと思います。前々から作ろうと思っていたものの着手できていませんでした。
和室をフローリングにしたときの根太に使用した赤松垂木が2本余っていました。それを使ってバンドソー台を作成することにしました。2本では足らないので新たに4本(45×45×2000)追加しました。下地材とあって比較的安く(¥1,518税込)購入できました。
バンドソーの底のサイズ(420×200)に合わせて台座を作成します。加工が簡単な「かね相欠き継ぎ」で組みました。
ボンドと木ねじで固定しました。あんまり精度はよくないですね。隙間があります。
420×200のサイズで台座ができました。
次に脚部を作成します。
脚部は末広がりにして、重量のあるバンドソーを載せてもぐらつかないようにします。
3D CADで描くと脚部角度は78.9°で計算してくれます。
関数電卓なら、θ(度) = tan(510/100) ≒ 78.9°で計算してくれます。木工ではよく三角関数を使います。
角度計を使ってテーブルソーの刃の角度を調整します。78.90は出せませんでした。
脚部4本を斜めカットしました。
脚部を台座に取り付けるのに長めの木ねじで斜めに打ち込みました。本当はポケットホールジョイントにすればよいのですがね…
これだけでは脚部の強度が確保できないので、側面に補強板(水色)を入れました。
補強板は現物合わせで型紙を取りました。
型紙から切り出した補強板です。5㎜厚のシナ合板を使いました。薄くても合板なので引っ張り強度は強いです。
補強板をボンドと木ねじで取り付けました。これだけで脚部は非常に安定しました。
脚部に「T形相欠き継ぎ」で貫(ぬき)を作ります。黄色の部分。
貫側に墨入れして、カットする部分に×マークを入れておきます。よくカットする部分を間違って材料をふいにしていまうのでマークを入れます。
墨入れしたら鋸でカットします。
次に客側に墨入れするための現物合わせします。
脚側は角度が付いているので鋸で切れ目を入れて、鑿で落とします。
貫を木ねじで目立たないように内側から締めました。