上部ホイールカバーの枠の作成
さて、治具を作成したので枠板の斜めカットをします。45度ではないのでデジタル角度計を使って丸ノコ刃の角度を設定します。
まずは、テーブルに置いてゼロリセットをします。
角度計は磁石になっているので、丸ノコ刃にくっ付けて、指定の角度になるように傾きを調整します。
治具に枠板をセットして端面を斜めにカットしていきます。治具の板厚分、枠板が浮いた状態になります。そのままカットすると下側の面や側面が欠けやすくなるのでマスキングテープを貼ってカットします。
図面通りの角度でカットできれば、きれいな突合せになります。
複数枚、斜めカットするので突き合わせの組み合わせがわかるように番号を付けておきます。
斜めカットが全て終わり、仮組したところです。寸法通りに斜めカットできても垂直に枠板を取り付けられないと隙間ができてしまいます。直角治具を使って取り付けていきます。
枠板を端から順番に垂直になるようにボンドで接着しクランプで固定していきます。
乾かしている間に背面カバーを加工します。軸を通す穴を開けます。軸は上下に可動するのでその可動幅分の穴をあけます。
二つの穴の間をノコでカットします。本当はジグソーでカットするところですが、ジグソーではきれいにまっすぐ切れないのでノコで切りました。後はヤスリで仕上げ。
これで上部カバーができました。
枠板の突合せも隙間なくにできました。
設計変更が発生しました。軸分の穴ではダメなことがわかりました。トラッキング部が前後に可動するためトラッキング部が当たらないように大きな穴が必要でした。再度、トラッキング部大の穴を開けました。