【工房製作】有孔ボードを増設して壁面収納を拡張

工房制作

オリジナルフックを作ってみよう!

 できなければ作るっきゃないですね。

 #10(Φ3.2)のなまし鉄線(番線)を使ってフックを作りたいと思います。簡単なスケッチでは190㎜あればいけそうです。
 なまし鉄線(番線)とは、鉄線をいったん加熱し、ゆっくり冷やすという加工をした柔らかく、結束などに向く鉄線のことです。建築・土木の現場でよく使われています。

 なまし鉄線は比較的柔らかいとはいえΦ3の太さがあるのでペンチだけでは細かな曲げは厳しいです。
そこで簡単な「曲げジグ」を作りました。と言っても鉄のアングルにΦ3.5の穴をあけただけですが…
曲げジグをバイス(万力)に固定して作業をします。安全性や作業性からバイスは必要ですね。

 こんな曲げジグですが間隔の短い曲げも簡単に曲げることができます。
 必要な長さを穴に差し込みます。

 手のひらで押すと簡単に曲がります。

でも、曲げの角度が甘いです。

 そこで、金槌でコンコン叩いて、直角に曲げます。力を入れなくても金づちの重さで曲がっていきます。なまし鉄線のいいところです。

 こんな感じになります。もっと丁寧に曲げてもいいですね。

 フック作りにはS字クランクのように曲げる必要があります。もう一度差し込み、曲げたところがアングルの面に当たるようにして、また手で曲げて、金槌でコンコン叩いて整えます。

 こんな感じで有孔ボードへの取り付け部分が出来上がりました。
あとは好きなようにほしいフック形状を作れば、オリジナルフックの出来上がりです。

 この曲げジグを使っていくと、こんな感じでオリジナルのフックを作ることができます。

 仕上げは艶消し黒で塗装して完成です。

メッキができればもっといいですね。

 こんな感じでボードに取り付けられます。いい感じでしょ。

 小さなスコヤも4つまとめて収納できました。

 オリジナルフックを取り付けて、すべてのスコヤを壁面に収納できました。これで1つ箱が片付きました。

 すぐに必要なときに取り出せるし、見た目にも色鮮やかなオレンジでいい感じです。

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