【工房製作】外壁の製作

工房制作
透湿防水シート張り

 壁と屋根が出来上がったので、次は外壁作業になります。まず、外壁全体を透湿防水シートで覆います。このシートで防水を図ります。シート表面(商品名が印刷されている面)側は防水機能があり、裏面側は湿気を外に逃がす透湿機能を持ったすぐれものです。
一見紙のように見えますが、簡単には破れないです。繊維織りされているので丈夫です。このシートはタッカーで30cm間隔で留めています。タッカーでシートに穴が空いてしまうので、とめる間隔は大きくとっています。
写真は外壁を透湿防水シートで覆ったところです。

ガルバ波板張り1

 次に外壁を張ります。正面玄関を除いてすべてガルバリウム波板で覆いました。ガルバを選んだ理由は、価格が安い割りに耐久性があるからです。さらに、一度に広い面積を一気に貼れることです。

ガルバ波板張り2

 これは、物置と工房の間の写真。隙間が20cmしかなく、さらに物置の入口が10cm飛び出しており、その間からガルバ波板を釘打ちするのに苦労しました。丁寧にしておかないと、大雨が降った時に雨水が入り込んできます。

パイン材外壁

 入口の外壁は、板張りにしました。計画段階では、杉鎧張りにしたかったです。いろいろ探しましたが、杉材が高価すぎてあきらめざるを得なかったです。予算オーバ!予算を決めていたというわけではないですが、月々の小遣いの範囲で作業をすすめているので杉材は厳しい。鎧張りに変わるものを検討したため、この外壁(写真)に決まるまでに1ヶ月程要してしまいました。
 悩んだ末、選択したのは室内フローリング用にホームセンターで売られていたパイン材です。フローリング用のため予め溝加工され重ねて組みつけられるようになっています。そのままでは、外壁としての耐久性は全くないので、パイン材に防腐剤入りの塗料で全面2度塗りを施しました。全面なので溝の部分から木口まで全ての面を塗装しました。これで何とか持つかなという感じです。後はメンテナンスを怠らなければよいかな。最低10年は持って欲しいものです。(追記:2020年5月時点、経年変化による変色や猫の爪とぎの跡(笑)程度で、問題ないです。)

パイン材外壁とホワイトの水切り

 これは、外壁を拡大したもの。個人的には色も雰囲気も満足しています。外壁の下には、白の水切りを取り付けました。ホームセンターで汎用の水切りを購入し、白で塗装し壁の形状に合わせて曲げ加工したものです。また、縦の白いものはコーナ役物で、パイン材の木口が風雨にさらされないようにカバーしています。

外壁下部と母屋との繋ぎ目

 入り組んだ外壁も何とか処理できました。このあたり全て現物あわせです。

外壁上部と母屋との繋ぎ目

 特に母屋との継ぎ目あたりが苦労しました。母屋の雨戸サッシ(左写真)の出っ張りが外壁と干渉してしまい、外壁表面を鑿で削り調整しました。

外壁完成!

 一番気に入っているラインです。ガルバ波板のシルバーと外壁のブラウンのコントラスト、さらに雨樋との組み合わせも気に入っています。まぁ、でもよく図面なしでここまでできたなあ、というのが感想です。

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