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23年間住んでいましたが、ふすまの張り替えは初めてです。流石に黄ばみや破れ、穴が開いてひどいです。最近では猫が遊んで、破れたところをさらに大きくしてしまっています。
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今回、用意したのは以下です。全て通販で購入。近所のホムセンにはふすまに合った長さ(2m弱)で気に入ったふすま紙がなかったので通販に頼りました。
1.ふすま紙12mロール
2.糊(1㎏)
3.茶チリ紙(12枚入り)
4.大穴補修紙(紫色のもの)
道具類は、障子や壁紙の張り替えで揃えた道具があったので、特に追加購入はありません。
板ふすまの張り替え
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我が家のふすまには、「板ふすま」と「本ふすま」があります。板ふすまはべニアの上にふすま紙を貼ったもの。本ふすまは障子のように中子骨に茶チリなどを重ねてふすま紙を貼ったもの。
まずは板ふすまを張り替えます。
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ふすま紙を剥がすところからです。台所用洗剤(界面活性剤)を入れた水でふすまを濡らし、糊を溶かします。板ふすまは周囲5㎝ぐらいに糊を付けてふすまを貼っているので、周囲を濡らします。糊がふやけるまで焦らず待ちます。
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ふすま紙がたるんで浮いてくるので、カッターで切れ目を入れて破ります。
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ふすまの取っ手を取り外します。千枚通しなどの先が尖ったもので、釘頭を少し引き出した後はラジオペンチで引き抜きます。釘は無くさないように保管します。
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糊が十分溶けていれば、比較的きれいに剥がれます。剥がすときはべニアの木目に沿って、ゆっくり剥がすときれいに剥がれます。
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きれいに剥がれなかったときは、スクレーパーなどを使って剥がします。
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次に、ふすま紙をふすまの長さに切ります。このとき枠から5㎝から10㎝程度長くしておきます。
ふすま紙を裏返して、刷毛で水を塗ります。水を塗ることでふすま紙が数%延びます。乾くと縮んでふすま紙がピンと張ります。
水を塗ったあと、乾かないように半分に畳んで横に置いておきます。畳むときは折り目が付かないようにします。
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剥がしたふすまに対して、周囲3~4㎝程度の幅で糊を塗ります。ここでの糊は濃い目の糊を塗ります。目安は糊の重さと同じ量の水で薄めます。例えば100gの糊なら100gの水を加える。自分の場合はさらに2,3割少し薄めて使いました。塗るときはベッタリ塗らず良く延ばすのがコツです。ふすま紙が乾かないように素早く糊を塗ります。
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横に置いておいたふすま紙を広げて、表替えして糊を塗ったふすまに被せます。この作業は二人で両端を持って行うのが楽です。
被せたら中央から端に向かったかるく押さえ刷毛で空気を抜きながら押さえていきます。
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竹べらで縁を押さえていきます。四隅は写真のようにふすま紙を折って縁を押さえると皺にならずに押さえられます。
竹べらは、すべすべの面をすふま紙に当てるようにします。押さえ刷毛も竹べらもふすま紙を傷めないように力加減に気を付けます。
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カット定規とふすま、障子用カッターを使って縁をカットします。
必ずカッターはふすま、障子用のカッターを使います。カッターの刃は新しいものを使います。通常のカッターでは濡れた紙をきれいにきれません。縁のカットがふすまの出来を左右します。
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縁をカットできたら、立てかけて乾かします。乾くとふすま紙がピンと張ります。
糊をベッタリ塗ると糊が乾く前に、ふすま紙が先に乾いて縮み、縁に隙間ができたり皺になったり、剥がれたりします。
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乾いたら、ふすまの取っ手を取り付けます。取り付け穴にばってんの切れ目を入れて取っ手を丁寧に押し込み、隅釘を打って完成です。
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ふすまを張り替えただけで取っ手がきりりと見えます。