グラインダーとベルトサンダーの組付け
グラインダーのモーター軸に取り付けるプーリーを作成します。合板を円形にカットします。
円板にVベルト用の溝を掘ります。円板にボルトを通して、そのボルトをボール盤で固定して、円板を回転させます。木工旋盤風にして、刃物(今回は鑿)を当てて溝を掘っていきました。刃物はバイトと呼ばれるものを使いますが、持っていないので鑿で代替しました。
グラインダーの砥石を外して、作成したプーリーを嵌めます。
砥石を押さえていたプレートとボルトでプーリーを固定します。
動作確認のため、プーリーを取り付けたグラインダーをベルトサンダーに仮組してみました。
Vベルトをプーリーに嵌めたところです。すこし緩く見えますが、わざと緩くしています。
ディスクサンダーの自作記事に書きましたが、グラインダーに使われているモーターは2極の誘導モーターのため、始動時のトルクが極めて弱いのです。したがって、Vベルトをきつく張るとその抵抗でモーターが回りません。そのためわざと緩く張って、モーターを空回りさせてある程度回転してきたら、手でベルトサンダーを回して補助してやり、ようやく回りだします。ここに至るまで何度も試行錯誤しましたが、何度も動かしていると自力で回る場合もあります。でもほとんど手で補助が必要でした。
グラインダー本体はベルトサンダーのフレームに収納されるので、グラインダーのスイッチは使えなくなります。そのため、外付けのスイッチを用意しました。愛用している電源スイッチです。
いつも通販で購入している工作機械用の防水スイッチです。
家の壁に付いているコンセントの部品を外付けスイッチに接続し、グラインダーの電源ケーブルをコンセントに差し込んで使っています。
ディスクサンダーの反対側にベルトサンダーを取り付けました。このスイッチで中のグラインダーモーターが回り、ディスクサンダーとベルトサンダーの両方が動きます。
ディスクサンダー側からベルトサンダーを見たところです。