ベルトサンダー本体の製作
可動部が完成したので、次にベルトサンダー本体の作成です。本体の長さは使用するベルトの長さで決まります。ベルトサンダーを製作する前に、使用し続けるベルトを決めておく必要があります。入手し易いこと、ベルトサンドの目の粗さの種類がそろっていることが条件です。
ベルトサンダー本体側にドラムを取り付けます。ワッシャ、ナットで軸がズレないように固定します。
さらに、自作したプーリーを取り付けます。こちらのドラムはプーリーにVベルトをつけてモーターの駆動で回るようにします。
ベルトサンダー本体側にプーリー付きドラムを取り付けたところです。
可動部と本体を組み上げます。
可動部の底板と本体をネジ留めします。
可動部を動かすためのクランク部品を作成します。てこの原理で可動部を動かします。
可動部を動かすクランク部を組み上げたところです。写真下部のノブを回すとボルトが窪んだところを押します。
ノブを回すことで、可動部を押しているのがわかります。1㎝程動いています。これによりベルトの張りを調整します。
先ほどはベルトの張りを調整する機構ですが、今度は、ベルトを回したときに安定させるための調整機構を作成します。ベルトを回すと全体のひずみや誤差のために左右にブレてしまいます。そのブレを微調整するための機構を作成します。平形軟鉄から切り出して、L字金具を2つ作ります。
微調整用の金具一式です。
細かい加工として、M6ボルトにΦ3の穴を明けました。また、M6ナット側にM3のネジを切ってネジ留めできるようにしました。
本体と可動部の間に微調整用の金具を取り付けたところです。ノブを回すと本体と可動部の間を広げたり、狭めたりできます。片側でだけに付けているので、広げると反対側は狭まり、狭めると反対側が広がり、ベルトの左右のブレ具合に合わせて調整してやります。
これでベルトサンダー本体ができました。