【道具・工具】サンドブラスターを自作してみる#6

　前回までの振り返りです。
　キャビネットの窓枠を製作しました。

　ゴールデンオーク色の油性ニスを2回塗り、塗装が終わりました。

　PETの窓を固定するためのトンボを自作したいと思います。今回のトンボの要件は、薄いことです。それでいて強度があって、しっかりPET窓を固定できることです。さらにネジは皿ネジとして、できるだけ出っ張らないようにする必要があります。窓枠を閉めたときに浮かないようにするためです。

　工房にあるもので色々材料を探してみましたが、使えそうなのはトタン板ぐらいでした。薄さは0.5㎜程度なので、クリアしていますが強度がないですね。とりあえず試作してみようと思います。
　グローブのOリングを作ったときのトタン板片を使ってみます。罫書きしてポンチでマーキングしました。

　穴を開けてバリ取りしました。柔らかいのでバリ取りしたら歪な穴になってしまいました。（涙）

　金切り鋏で切るところまでしましたが、やっぱり柔らか過ぎです。ボツ。

　諦めて買っちゃいました。右側が８個入りステンレス製のトンボ（￥195）です。見るからに丈夫そうです。付属の木工ネジの長さが10㎜あって、窓枠には使えません。ネジ先端が突き抜けてしまいます。そこで、長さ8㎜の皿ネジ（￥129）を追加購入しました。

　窓枠の３辺に２個ずつ合計６個のトンボを取り付けました。

　トンボの長さも窓枠内に収まってよかったです。

　養生シートを貼ったままのPET窓を仮嵌めしてみました。トンボのネジを締めると、しっかり固定できました。
よかった～。

　さて、次は丁番でキャビネットに窓枠を取り付けます。丁番に両面テープを貼って、強度アップします。

　両面テープで固定した上で皿ネジで固定します。丁番の厚みが少しあるので、今度は10㎜長さの皿ネジが使えます。と言っても10㎜しかないので強度不足は否めません。両面テープよ、頑張ってくれ！

　丁番と皿ネジ頭で2㎜ほど窓枠が浮いてしまいました。そのため、キャビネット側の丁番も2㎜程浮いています。スペーサーを入れて隙間を埋めようと思います。

　キャビネットの蓋に窓枠の穴を開けたときのものです。この厚みがちょうど2㎜ほどあり、スペーサーに使えそうです。(^▽^)/
　丁番のサイズにカットしました。

　スペーサーを嵌めたら隙間がピッタリ埋まりました。(^_^)v

　Φ4の下穴を開けて、M4の皿ネジで固定しました。

　裏側はワッシャを1枚入れてナットで固定しました。ワッシャを入れるのは、ナットを締め付けた際にプラ板が変形してしまうのを防止するためです。

　窓枠の開閉がうまくいきました。キャビネット側の両端の出っ張ったところと窓枠が引っかかるところでしたが、窓枠が2㎜ほど浮いたことが幸いし、引っかからずに開閉できました。

　最後に窓枠に取っ手を取り付けます。取っ手が大きすぎると、視界を妨げるので小ぶりのものにします。
　この白の取っ手は、不要になったレンジ台を処分した際に部品取りしておいたものです。再利用できる機会ができました。

　白のままでは少し締まりがないので、つや消し黒で塗装しました。

　取っ手にマスキングテープを貼って、ネジ穴の位置をトレースします。

　トレースしたマスキングテープを窓枠の中央に貼り付けると、取っ手のネジ穴の位置が決められます。

　マークに合わせて窓枠に貫通穴を開けます。キャビネットの蓋ごと穴を開けてしまわないように捨て板を敷いておきます。

　マスキングテープを使うと、ピッタリの位置に取っ手の下穴を開けられますね。

　取り付けた取っ手の裏側です。M4×12㎜の皿ネジを使いました。10本入りで￥90でした。
ネジ頭が出ないように皿モミ（皿ザグリ）しておきます。

　養生シートを剥がしたPET板に保護シート袋を被せたものを窓枠に取り付けたところです。
保護シート袋を被せてはいるものの透明度は良さそうです。

　保護シート袋は、4回目のときに紹介したA3サイズのピュアパックのことです。

　PET板は小さくカットしたので、A3サイズ保護シート袋が少し余った状態です。
　シーラーで封印すれば作業中の研磨材の混入を防げるかもしれませんね。
今回の作業時間：3時間

　ネット通販を調べてみたら、30㎝幅のシーラーが￥3,000程度で購入可能みたいです。