サンドブラスターを自作してみるの4回目になります。
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前回までの振り返りです。
サンドブラストガンのキャビネットへの取り付けができました。
キャビネットの窓の製作
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キャビネットの窓の製作に取り掛かります。窓には、透明のPET(ポリエチレンテレフタレート)を使います。PETとは、ペットボトルの素材です。アクリル板は高価なため、廉価なPETを選定しました。サイズは以下です。
・450×300㎜(A3サイズ)、 厚み1㎜
・871円
PETの特徴は、以下です。
・透明度が高い
・熱に弱い。熱で簡単に曲がる
・アルカリで加水分解する
・酸性に非常に弱い
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これは、材料費というより消耗品になるものです。保護シートの代替用に購入しました。
PETに研磨材が当たると簡単に傷つき不透明になってしまい窓の機能を果たせなくなるので、保護シートを貼るのですが、保護シートも高価な割に耐久性がないと聞きます。そこで、ピュワパックというA3サイズの透明な袋を使うことにしました。素材はPP(ポリプロピレン)という強度が高い特性があり、PETに比べて傷つきにくいと思います。
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このピュアパックは100枚入りで982円です。1枚当たり約10円ということで、交換も気軽にできそうです。
PET板もピュアパック袋もどちらもA3サイズのため、そのままではPET板は入りません。PET板側を少し小さく加工します。
さて、窓と保護シートの材料が決まりましたので、キャビネットの窓の大きさを決めていきます。
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キャビネットのフタの上面です。フタの窪んだところに窓を付けようと思います。
窓を開けるところに罫書きしました。
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ノコギリの刃が入るように窓の内側の4辺に下穴(Φ10)を2つずつ開けました。
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ゼットソーで有名なメーカーから出ているライフソー175を使って、窓を開けます。
ライフソーの板厚は0.5㎜と薄く、ピッチ1.4㎜でプラを切りやすそうです。
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引くときの熱で多少プラが粘り、引きが重くなりますが、サクサク切れていきました。
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窓部が抜けました。
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ノコギリで切った後の角でブラスト作業中に腕などを引っ搔かないように、カッターで角を落としておきました。
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汗を抑えるサラサラスプレーがあったので、これでマジックペンの罫書き線を消しときます。
成分に無水エタノール(アルコール)が含まれているので、マジックペンを消せます。
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ティッシュにサラサラスプレーを吹いて、ティッシュで罫書き線を擦って消します。擦りすぎると周囲に色移りするので、小まめにティッシュを替えます。
一旦、工房での作業は終わりです。
作業時間:2時間
窓枠の設計
窓枠の寸法や作成方法を検討するために3Dモデルを作成して考えたいと思います。大袈裟(笑)
久しぶりにDesignSpark Mechanical(DSM)を使ってモデリングしてみます。
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キャビネットの正面側から見たフタのモデルです。
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こちらがキャビネットの裏面側からみたフタのモデルです。窓枠部分の設計なので、こんなにフィレット(角の丸め)を入れる必要なかったのですが、楽しくて凝ってしまいました。
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茶色の部分が窓枠の最終形です。キャビネットのフタと窓枠は、丁番で固定する予定です。
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PET板は窓枠の裏側に1㎜深さでPET板分の窪みを作り、PET板を嵌め込んで固定するように考えています。
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固定には、イラストのような額縁の裏側を抑えるための金具(トンボ)を使おうと思っています。トンボという金具も自作予定です。
今回はここまでです。作業時間:7時間(モデリングに5時間)
費用一覧
ここまでで自作サンドブラスターに要した費用一覧です。
第4回作業の追加費用は、¥1,853でした。
合計:10,000円
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
サンデーPET PG-1 透明 | ¥871 | 450×300×1 |
PURE PACK S30-45 100枚入 | ¥982 | 0.03×300×450 |
ホースバンド 締め付け範囲 8-22㎜ | ¥108 | 1個 |
TOYOX製スーパーテトロンホース内径9㎜ | ¥319 | 1m(切り売り) |
PAOCK製スポットブラストガン SBG-4PA | ¥1,980 | 在庫処分品 |
DSLソケットL(Rc1/8) | ¥687 | 1個 |
DSLプラグL(R1/8) | ¥237 | 1個 |
ステンレス製ホースバンド12.7×130-152 | ¥724 | 2個 |
IRIS 密閉バックルストッカーKB-540 | ¥2,508 | 69L 548×498×470 |
KINOKINO 汎用サンドブラスト ロング 手袋 | ¥1,584 | セール品 |