【家アラカルト】DIYで敷石をインスタントセメントとカラーパウダーを使って、50分で補修しました

家アラカルト

 駐車場の割れた敷石をそのまま放置していたら、どんどん小さく割れてしまいました。駐車するときもペコッ、ペコッと割れた敷石の音がして気になります。そこで、割れた敷石を補修することにしました。

 セメントに色を付けて、敷石風に補修しようと思います。早速、ホームセンターで材料を調達しました。

調達した材料

 ホームセンターで調達した材料です。

調達した材料一覧
  • インスタントコンクリート 25㎏ ¥767 
  • インスタントモルタル 14㎏ ¥602
  • 珪砂 2㎏ ¥382
  • カラーパウダー 黄色 ¥580

コンクリートとモルタルの違い

 ところで、コンクリートとモルタルの違いがわかりますか?

コンクリートは、セメントに水砂利、砂を混ぜたものです。砂利が入っているので強度があります。
モルタルは、セメントに水、砂を混ぜたものです。均一な砂のみが入っているので柔軟性があります。

コンクリートは強度を目的とする建材なので。さらに強度を上げるために繊維質の建材を混ぜるものもあります。

セメントを使う場合は、目的に合わせてコンクリートにするか、モルタルにするかを決めます。コンクリートにするならセメントの他に砂利と砂を用意します。モルタルなら砂を用意します。

便利なインスタントセメント

 こうなってくると、いったいどれくらいのセメントと砂利や砂を用意すればいいの?となってくるわけですよ。やっと材料は用意したけど、今度は作りすぎて余ったコンクリートやモルタルをどうやって処分すればいいの?と追い打ちをかけてくるんですね。やる気もトーンダウンになりがちなセメントDIYです。

 そこに救世主が現る!まあ、もうずっと前からあるのですが、インスタントセメントという商品があります。

 これは便利です。最適な配分でセメントと砂を混ぜたものがインスタントモルタルで、セメントと砂と砂利を混ぜたものがインスタントコンクリートです。

インスタントセメントというのは、セメントと砂を配合したものなのでインスタントモルタルのことです。

あとは、水を入れて混ぜるだけです。水の量も袋に記載されているのでペットボトルで計って入れるだけ。これでコンクリートやモルタルを作る手間が大幅に低減されます。

余ったセメントはコンクリレンガに

 残る課題は、余ったコンクリートやモルタルの処分です。封を切ったセメントは、保管しておくことは難しいです。完全に湿気を避けて保管する必要があります。少しでも湿気があるといずれ固まってしまいます。他に使う予定がなれば、処分しやすいように処置します。

 レンガサイズ、レンガの半分サイズに木枠を作り、そこに余ったコンクリートやモルタルを流して、コンクリレンガを作ります。木枠がなければ、それらしい入れもので代用します。
コンクリレンガなら、ちょっとした庭のレンガ替わりや花壇の仕切りに使えますし、DIY時の重しとしても使えます。処分するときも持ち運びが楽です。コンクリレンガに色を塗るともっと活用の幅も広がると思います。

敷石の補修

 材料がそろったので敷石の補修に取り掛かります。

 まず、インスタントコンクリートを混ぜる舟(ふね)が必要です。そこで、木材の端材入れに使っている蓋付きストッカーを使います。
 このストッカーは、元々、工房の基礎作りの時に舟として使ったものです。

 一旦、端材を取り出して舟として使います。当時、舟として使った跡です。

 こちらが、所有しているコテ達です。これも工房製作の時に用意したものです。

 まずは、割れた敷石を取り除きます。簡単に取れました。厚さ5㎝程度、大きさ60×60㎝です。敷石といっても天然石ではなくて、コンクリート製敷石です。

 敷石を取り除いて、周囲を整地しました。

 インスタントコンクリート25㎏を舟に開けました。

 ペットボトルで3リットル計り、舟に入れてよく混ぜました。
 もっと、ドロドロにすると思われた方もいるかもしれませんが、こんな感じです。

 コンクリートが馴染むように敷石跡を水で濡らしておきます。

 捏ねたコンクリートを入れていきます。コンクリートを流すという言い方をしますが、流すほどの滑らかさはないですね。

 残念ながら、ここから写真を撮り忘れてしまいました。このあと、コンクリートを入れては広げてを繰り返し、厚みが4㎝程度になるまで入れます。予定では、この段階でコンクリートがなくなる見込みでしたが、思ったより余りました。なくなった後にインスタントモルタルを仕上げに使って、残りの厚み1㎝を盛る予定でした。

 余ったコンクリートをそのまま仕上げとしても使うことにしました。仕上げに用意した黄色のカラーパウダーを加減しながら混ぜていきます。

 ちょっと黄色味が強い感じです。赤色のパウダーも買えばよかったかなと、思いました。

 ここも、写真を撮り忘れました。黄色付けしたコンクリートで1㎝ほど盛ってから、珪砂を振り掛けました。ちょっと、斑になってしまいました。もう少し、密度を小さく全体的に均一にしたかったです。

 拡大したところです。振り掛けた珪砂をコテで押し付けて埋め込みました。元々のコンクリート製敷石の表面も珪砂なような石ころが埋め込められていたので風合いを合わせました。

 これで敷石の補修完了です。セメント作業は手早くということで、作業時間は50分でした。
石っぽくなるかな。乾けばもう少し白ぽくなるはず…

 あとは固まるのをゆっくり待ちます。乾くのは1~2日程度、しっかり固まるには1週間ぐらいかかるようです。

 別途、固まった状態を投稿したいと思います。

その後

 1日目、2日目の状態を確認したいと思います。

1日(24時間)経過の状態

 1日(24時間)経過したところの補修した状態です。下部と中央、右端のあたりが白くなっているのがわかります。もう1日は養生して車が踏まないようにしようと思います。人が歩く分には問題ない状態です。(撮影状態:車の影になった状態での撮影)

2日(48時間)経過の状態

 2日(48時間)経過したときの状態です。日差しの加減もあるのですが、全体的に白っぽくなっているのがわかります。テカりも落ち着いた感じになりました。車の出し入れが難儀なので、これで養生は終わりにして完成としました。(撮影状態:日差しが当たっている状態、黒いところは木の影)

カラーパウダーについて

 セメントに色を付けるカラーパウダーを今回初めて使ってみました。使った感想は、少しの粉で結構色が着きました。以下のような電動ドリルにつけられる撹拌機で攪拌しながら少しずつ投入できればよいです。

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