1日目 – 畳剥ぎと根太打ち、断熱材張り
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作業の開始です。まずは、畳を剥いで床を掃除します。埃を吸わないようにマスクをします。畳を剥ぐには、長めのドライバーを畳と畳の角付近に挿して、てこの原理で持ち上げます。1枚が剥げれば後は簡単です。
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畳を全て剥いだところです。剥いだ畳をどこに仮置くかをあらかじめ決めておくとよいです。雨が降る予報だったので廃棄するまで廊下に仮置きするようにしました。
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畳は芯がスタイロフォームになっているタイプで見た目より軽かったです。畳を置くと廊下を塞ぐようになります。他に和室にあったものもリビングに運び出しているのでどこもかしこも狭くなっています。早くフローリングを完成せねば…
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車から搬出して根太と床材を駐車場に仮置きです。スタイロフォームは軽く、風に煽られてしまうので屋外に置くわけにはいかず、車に乗せたままです。
床材は6枚組で23㎏もあるので腰を痛めないように注意が必要です。また、根太は木肌が荒れており棘が刺さるので手袋をしました。
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墨ツボ(チョークリール)を使って、根太を張る方向の中心線を引きます。その中心線に1本目の根太の中心になるように配置します。1本目を基準に左右に根太同士の中心間が303㎜の間隔になるように根太を配置していきます。
上述の根太配置図はそのように配置したものです。したがって、左右の最後の根太は303㎜より狭い間隔になります。
303㎜の間隔というのは、床材を釘やビスで根太に固定できるように、床材の両端が必ず根太の上(できるだけ根太の中心)に来るようにするためです。この点が根太張り方法の注意すべき重要な点です。
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フローリング材料以外に写真の部材を購入しました。
1.根太、床材を接着するボンド3本
2.根太を固定する木用ネジ太さ3.8㎜×長さ57㎜ 900本入り
3.床材を固定するフローリングビス太さ2.4㎜×長さ32㎜ 500本入り
4.フローリングビス用のドライバービット(+1番)
5.隠し釘20本程度(保有品)
その他の工具としては、以下を使用しました。
丸ノコ、ノコギリ、メジャー、墨ツボ、インパクトドライバー、ゴムハンマー、カッター、鉋、金づち
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早速、根太打ちです。根太を自作のスライド丸ノコでカットします。
余り正確でなくてもよかったかもしれませんが、1本ずつ測ってカットしたため時間がかかりました。
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根太打ちのボンドは先をカットして、出る量を決めます。ここでは6㎜径のところでカットしました。結果的にはちょうど3本で賄うことができました。
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最初は、外周に根太を打っていきます。ボンドを根太に塗り、木用ネジで固定していきます。ネジは300㎜間隔で打っていきます。下穴は不要でどんどん打っていきます。
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ボンドは、写真のように広げていきました。これも地味に時間がかかりました。チューブ状のままでもよいのであれば、時間短縮できます。
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外周に根太を張った後の最初の一本目は、部屋の中心線に根太を設置します。以後、303㎜間隔で左右に根太を打っていきます。
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中心および片側の根太打ちが完了しました。
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全ての根太打ちが完了しました。根太のカットなどは屋外で行い、切り屑などが入らないように、この部屋では根太打ちに専念するようにしました。
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次は断熱材のスタイロフォームを張ります。45㎜のスタイロフォームがあれば1回で済むところを25㎜、20㎜の2枚重ねのため、作業が2倍になります。
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根太の幅にスタイロフォームをカットしていきます。長い定規がないため1800㎜のアルミのアングルを定規代わりにし、スプリングクランプで押さえてカッターで切っていきます。
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スタイロフォームは発泡材なのでカッターでサクサク切れます。
根太を打った上で作業をするため、お尻や太ももが痛いです。躓いたりもするので野地板などを敷くと作業がしやすいです。また、スタイロフォームは柔らかいので踏まないようにするためにも板を敷きましょう。
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切ってははめ込みを繰り返していきます。ちょっときつく嵌らないときは、微調整しながら嵌めいていきます。調整のコツは、断面が逆台形(底面が短辺、上面が長辺)になるようにカットすれと嵌めやすく隙間が少なくできます。
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1層目のスタイロフォーム張りが完了しました。1日目休憩などはさみながら9時から21時まででここまでできました。