作業をしやすいように、先に床を作ることにしました。
まず、地面を平らに固めるために、建機のレンタルで振動プレートなるものを借りて、固めました。
振動プレート はエンジンの回転を振動に変えて、その振動で地面を固めるものです。最低でも40Kgあり、借りるのに車に載せるだけでも結構大変でした。動かしたときの音は半端なく大きく住宅街では注意が必要です。
最初、靴を脱いで上がれるように床はフローリングを考えていました。フローリングにすると天井をその分高くする必要あり、一人作業を考えると困難であること、また母屋の屋根が張り出しているので、干渉してしまうことがわかりました。その結果、床はテラコッタ風のレンガにしました。このレンガはホームセンターの在庫処分品で安く購入できましたが、少し買いすぎて20枚以上余ってしまいました。保守品としても多すぎて、山積みになっています。
右側にレンガをはめていない部分がありますが、汚水の排水管の口のため、塞ぐわけにもいかず、後で鉄板何かでカバーするつもりです。レンガの固定は外周の基礎との隙間をモルタルで固めているだけで、そのほかは目地砂で固定しています。レンガの床で済ますか少し迷いもあるので。変更できるようにしています。
基礎とレンガの隙間をモルタルで固めたところ。
形状に合わせた(写真のように)レンガのカットは、ブロックのカットと比べてとても大変でした。グラインダーの刃は、ダイヤモンド刃でないとびくともしません。まず、グラインダーでカットする線に沿って溝を切って、その後レンガ割り用のタガネで溝に沿って叩いていき割っていきます。うまくいけばきれいに割れますが、失敗すると欠けてしまいます。溝を切るときが大変でそのすさまじい音、ヘッドホン式の耳栓をしないと耳がやられてしまいます。本当に。それに防塵マスクは必須です。
後片付けのころには、隣の車庫の車が真っ白になっていてあわてて、エアーで吹いときました。ごめんなさい。
土台は、天候に強い レッドシダー を選びました。レッドシダーを使うのは、初めてでこんなに軽くて、サクサク切れて、ほんとに耐久性あるのかなと思うぐらいです。(追記:2020年5月時点、全く問題ないです。)建屋の重さに耐えられるのか少し不安です。と思いつつも、うまくアンカーボルトで土台を固定できました。
見てわかるように、ブロックの外側と面一になっています。またアンカーボルトは、土台上面から出ないようにしています。
土台、ブロック、アンカーボルトの断面図です。外側に面が揃うようにして、アンカーボルトは200mmのものを使用しました。またボルトが出ないように座グリしています。φ50mm程度の座グリには、ホールソウを用いて、鑿で仕上げています。
母屋沿いのところがもっとも複雑で、基礎が作れなかったので、沓石を埋めて基礎としています。この沓石には羽子板付ボルトがついているので、土台とボルトで固定できます。
さらに、母屋のコンクリの上げ床の部分は沓石も置けないので角材片で基礎と高さをあわせて、土台を載せることにしました。
土台の角のところは全て、羽子板付ボルトで固定しています。
土台が完成したところ。
左の2×4材は、2×4工法の壁を作るために購入したものです。この他、針葉樹合板も10数枚と大量に購入しました。
さすがにこれだけのものは車に載らず、ホームセンターの無料貸し出しトラックで運びました。