【家アラカルト】寒い日も安心!サッシ窓用キャットドアを作成しました

家アラカルト

 我が家には3匹の猫がいます。茶トラのプーマ、キジトラのルーク、ミックスのチロです。今年(2025年)のGWにキャティオ(Catio)を作成しました。

 キャティオ(Catio)というのは、「Cat(猫)」と「Patio(パティオ、中庭)」を組み合わせた造語で、室内飼いの猫が安全に屋外の空気を楽しめるように、家と繋がった猫専用の半屋外空間のことです。
 猫たちは網戸に取り受けたキャットドアからキャティオに出入りします。GWから夏の間は網戸にしておいても風が入り気持ちよいですが、秋から冬になると網戸のままでは寒くて辛いです。

 寒さ対策に、サッシ窓にキャットドアを取り付けようと思います。さすがにサッシのガラス窓に直接取り付けるのは簡単ではないです。そこで、アルミサッシ窓のレールに嵌められるキャットドア付き木製サッシを作ろうと思います。ちなみに、サッシとは、窓枠と窓ガラスを支える框(かまち)の総称で、建物の断熱性や防音性、外観にも影響を与える建材です。アルミ、樹脂、木製などの素材があります。

材料

 急に寒くなることもあり網戸にできなくなるので、急いで作成する必要があります。早速、取り掛かりますが、我が家のアルミサッシ窓は高さが2050㎜ありました。長さ1800㎜を超えると材料探しが簡単ではありません。まずはホームセンターで材料探しです。1時間ほどかけて、これかな、あれかなと品定めしながら出来上がりをイメージして探します。

 購入した材料一覧です。保有品も含まれます。

材料費用(@単価)
赤松材 30×40×2985 2本¥1,204(@602)+ 1カット料(¥50)
ヒノキ材 9×15×1820 5本¥1,360(@272)
中空ポリカボード 4×1000×2000 1枚¥3,278
不織布(黒) 少々保有品
木ダボ φ8×30 6本保有品
木ねじ、ケーシング釘 少々保有品

    赤松材で木製サッシ(枠)を作成します。中空ポリカボードは窓ガラス代わりに使います。また、キャットドアとしても使います。ヒノキ材は中空ポリカボードを木製サッシに固定するための使います。不織布はキャットドアのヒンジ代わりに使います。

    赤松材はそのままでは軽(自動車)に載らないので、ホームセンターで2050㎜にプレカットしてもらいました。

    ケーシング釘とは、表面に塗装が施され、頭部が小さく目立たないように作られた釘です。化粧板などの内装材に用いられます。

    サッシの作成

    まず、サッシ(枠)を作成します。サッシの大きさは300×2050㎜です。プーマサイズに合わせて少し大きめのキャットドアにします。普通の猫なら250㎜でよいと思います。

     長手方向の2050㎜はプレカット済みです。あとは上下の框(かまち)と中桟(なかざん)をプレカットの余りから220㎜を3本切り出しました。

     今回はダボを使ってボンド接着でサッシを作ります。位置合わせが難しいダボ組は苦手ですが、やってみます。数字の「2」は位置合わせしたダボ穴同士に目印として付けています。間違えるとズレてしまいます。

     こちらがもう一方のダボ穴です。数字の「2」を付けて間違わないようにしています。

     ダボ組しボンドで接着したところです。クランプで固定しています。
    途中でミスに気づいてしまいました。中桟の位置を100㎜間違ってしまいました。本当は網戸の中桟と高さを合わせるために1060㎜の位置につけるところを1160㎜につけてしまいました。(T T)

     アルミサッシのレールに嵌るように溝を付けました。2mも長さがなければ、テーブルソーで綺麗に溝カットできたのですが、そうもいかず鋸で溝切りしました。
     溝を掘ってはレールに嵌るかを何度も試しましたが、なかなか溝の幅を広げられずキツキツです。

     そこで、じゃじゃーん!
    リューター(ミニルーター)をポチリました。今だとセール(~10/10まで)で¥2000ほどお安く購入できます。写真にリンクを貼っておきます。

     リューターにダイヤモンド研磨を取り付けて溝を研磨していこうと思います。

     溝幅を簡単に広げられました。レールに嵌るようになりました。リューター便利!一家に一台どうぞ。

     ヒノキ材でサッシに窓枠を作ります。溝を切らず、ヒノキ材で段差を作り、中空ポリカボードを載せるように取り付けます。ヒノキ材も木工ボンドで接着します。

     クランプで接着したヒノキ材を固定しているところです。工房が散らかっていてごめんなさい。

    キャットドアの作成

     次は、キャットドアを作成します。

     中空ポリカボードをキャットドアのサイズ(約200×200㎜)にカッターで切ります。
    キャットドアがバタフライできるように不織布を二つ折りにして接着剤で両側から貼り付けています。

     サッシ側にキャットドア固定用の桟(さん)をヒノキ材で取り付けました。

     キャットドアの不織布部分を桟で挟み込み、木ねじで固定します。

    塗装

    サッシ、キャットドアができました。仕上げに塗装します。

     キャティオの作成時に購入した残りの防腐剤入り塗料を使います。アルミサッシの色と同色系です。

     3回塗りした状態です。

     中桟の部分です。

    組み立て

     塗装も完了し、最後の組み立てです。

     窓枠サイズにカットした中空ポリカボードを載せて、残りのヒノキ材で枠に釘打ちして中空ポリカボードを挟み込んで固定します。中空ポリカボードが傷んだ時に交換できるように釘留めしています。
     ヒノキ材は塗装していません。こちらが屋内側になりますので、デザインとして無垢のままにしています。
     塗装時に分解したキャットドアを再度付け直して完成です。

     中桟の部分です。直角接合(45°にカットして合わせる)はやっていません…手抜きです。(笑)
     ダークブラウンと白のコントラストがいい感じかなと思います。
     中空ポリカボードには表と裏があります。紫外線対策された面とそうでない面があります。屋外側には紫外線対策された面にします。間違うと劣化が早まります。

    サッシのレールに設置したところです。サッシ窓との間に少し隙間があったので、隙間テープをはりました。猫たちも通り抜けてくれました。これで寒い日も安心です。

    不織布をヒンジ代わりにしています。軽くドアの開閉ができます。不織布にしているので隙間がなく冷気も通りにくいと思います。

    まとめ

     GWに作成したキャティオは猫たちに好評です。猫たちは網戸に取り受けたキャットドアからキャティオに出入りします。GWから夏の間は網戸にしておいても風が入り気持ちよいですが、秋から冬になると網戸のままでは寒くて辛いです。
     寒さ対策に、サッシ窓にキャットドアを取り付けようと思い、アルミサッシ窓のレールに嵌められるキャットドア付き木製サッシを作成しました。これで寒い日も安心です。

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