妻が写真右奥の炊飯器の場所を空けて、今あるレンジ、オーブントースター台に炊飯器も合体してほしいとのこと。
そして、オーブントースターを下に移動して、その横に炊飯器が置けるんじゃないと提案してきました。なるほど、行けそうだね。ということで設計することにしました。重い腰が動き出すまでに3週間ぐらいかかっていますが…
いつものように3D CADを使って設計しました。トースターと炊飯器も大まかに寸法を測りモデル化して問題ないか確認しました。
一番気にしたのは、どちらも熱発生源で炊飯器に至っては高温の水蒸気まで発生するので、熱気や湿気に耐えるようにすることでした。
ポイントは、以下です。
・天井の空間を多めに取ること
・熱や蒸気が逃げやすいようにスリットを設けること
・炊飯器の蓋が開けられるようにスライドテーブルにすること
組立て図から部品図を起こして、材料を見積もりました。キッチン家具と合うように白の化粧板をメインにし、スライドテーブルは木目調にします。ちょうど、不要になったPCラックの木目調のテーブルが使えそうでした。
次の日、早速ホムセンで白の化粧合板を購入しました。
その他に400㎜のスライドレールとアルミテープを購入しました。設計しているのでレール長さは迷わず選定できました。
早速、製作に取り掛かります。化粧合板を図面通りにカットしました。表面を傷つけないように作業するのが気を使います。
天板の奥に換気用のスリットを作ります。テーブルソーでいつもの短冊切りです。
短冊切りの隙間にマイナスドライバーを挿してドミノ倒しです。パキパキと心地よく折れていきます。
2つのスリットをつけました。スリット両端はアールをつけてデザインぽく見せます。ヤスリで磨き滑らかに仕上げておきます。
その天板の天井側に購入したアルミテープを隙間なく貼付します。アルミテープで熱気と蒸気を遮断させます。
全面に貼付したところです。スリットの部分は木口にも丁寧に貼付します。木は木口が一番弱いので木口から熱や蒸気が侵入しないように養生します。
部品点数は少ないので、もう組み立てに入ります。側板は直角治具を使って垂直になるようにクランプで固定してネジ留めします。この段階は仮組です。
反対側の側板も留めました。
続いて底板です。底板は4.5㎜のシナ合板を使います。台の上にレンジを置く関係で高さをできるだけ低くしたいと考えて、厚みの薄い板にしました。
4面の仮り組ができました。
背板を最後に取り付けました。仮組なので全てのネジは留めていません。