ディスクサンダーに続いて、ベルトサンダーを自作しました。ディスクサンダーは固定両頭グラインダーの片側の砥石の部分をディスクサンダーに改造しました。今回、両頭グラインダーの反対側の砥石部分の動力を使ってベルトサンダーを自作することにしました。
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ベルトサンダー本体可動部の製作
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ベルトサンダーの本体可動部を作成します。可動部はベルトの張りを調整するためにバネ仕掛けで可動できるようにします。
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可動部(下側)と可動部を支えるフレーム(上側)の組立てです。
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可動部全体を組み上げたところです。
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バイスを使って可動のテストです。枠の中央の板と底板が固定されており、四角の枠が可動します。枠の右側の板をバイスで押すと、枠が左側に移動します。ベルトのサイズに合わせて張りを調整するのが目的のため、可動範囲は2㎝程度です。
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次に可動部側のドラム支えを作成しました。ドラムを支える軸受けにはボールベアリングを入れて、ドラムの高速回転に耐えられるようにしました。ベアリングの型番は608ZZ。608ZZは以下になります。
60:標準形、8:内径8㎜、ZZ:スチール両シールド形
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ドラムの作成です。ドラムは合板を丸くカットしたものを10枚重ね貼り合わせて作成しました。軸には、M8のネジを使っています。このドラムを2つ作成します。
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ドラムは寸胴ではなく、わずかに中央を膨らませた樽状にします。これはベルトを安定して回すための工夫で、ベルトサンダーを製作するときの定石となっています。
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可動部本体と可動部側ドラム支え、およびドラムを組み上げます。
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組み上げたところです。すこし形になってきました。
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こちらのドラムは駆動側ではないため、ドラム軸の固定にはキャップボルトを使いました。