最近、トイレのドアレバーが固くなってきました。力を入れて回すと、ガクッ!という感じで回ります。
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これがトイレのドアレバーです。他のドアもすべて同じドアレバーです。トイレのドアレバーだけが固くなっています。開け閉めが多いのはリビングのドアだと思いますが、特に不具合はありません。トイレの湿気がよくないのかな?
トイレのドアが壊れると怖い
トイレって閉じられた空間なので、用を足しているときにドア錠が壊れて開かなくなるとパニックになります。増してや家に自分しかいなかったら青ざめてしまいますね。まあ、トイレなので水もあるし、用もたせるし、洋式であれば座れるしで、1日ぐらいならなんてことないですが、それでも遭遇したくないですね。
自分の場合はよいですが、妻が閉じ込められたら可哀そう。壊れる前に修理しておこうと思います。
ドア錠の分解
さて、本題に戻ってトイレのドア錠の修理をします。修理と共に、我が家のドア錠の構造も理解しておきたいと思います。
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我が家のドア錠はレバーの背にネジ(矢印部)があります。どうやらこのネジが要(かなめ)のようです。
皆さん家のドア錠の要を確認しておくとよいですね。
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ズームアップの写真です。
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このネジを緩めると、レバーを取り外せます。
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取り外したレバーです。
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レバーを外したところです。断面が正方形の軸が見えます。この軸を回すことで、ラッチ(写真右)が引っ込みドアが開けられるようになります。
ラッチ部分はバネで押されて飛び出した状態になっているので、軸を回さなくても、直接ラッチを押せば引っ込みます。
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化粧カバーを外すと軸とラッチを固定しているネジが見えてきました。
化粧カバーはカバーのツメでこのプラスチック部に引っかけて固定しているだけです。化粧カバーを引っ張れば外れます。外れなければ、細いマイナスドライバーの先端をドア面と化粧カバーの境目に差し込んで捩じると外れます。その際、無理に差し込んだり、捩じると化粧カバーが変形するので注意が必要です。
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反対側のレバーを引っ張るとレバーが外れます。もし、引っ張ってもレバーが抜けないときは、軸を金槌で軽く叩くと抜けます。
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抜いたレバーです。
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両方のレバーを外せました。4本のネジを取ると、プラスチック部が外れます。上下の木ネジでプラスチック部とドアを固定しており、左右のタッピングネジでラッチ部を固定しています。
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取り外したプラスチップ部です。左右のネジは金属のスペーサを挟んでネジ止めされています。
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写真の撮り忘れがありました。元の写真で示します。最後にラッチ部を抑えているフロント金具を外します。
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フロントの金具を外したところです。
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ラッチ部を引き出すことができます。
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取り出したラッチ部です。このラッチ部をチューブラ錠と呼びます。よく見るとラッチ部はカシメられており、分解できないようになっています。
この正方形の穴が開いたところの回転部が、固くなっているようです。
チューブラ錠の修理
このチューブラ錠の軸の回転部が固くなっています。分解できないので清掃するぐらいしかできなさそうです。
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よく見ると回転部に僅かに隙間(矢印部)があります。ここから洗浄とグリスを差したいと思います。
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使ったパーツクリーナーとグリーススプレーです。
残念ながら洗浄時、グリース差しの写真は取れていません。(T T)
パーツクリーナーでチューブラ錠の回転部隙間に大量に噴射しました。金属粉が出てくるわ!出てくるわ!結構、摩耗している様子です。
洗浄後、グリースを隙間にスプレーするとスムーズに回るようになりました。
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チューブラ錠の型名は、8ST-51でした。
ドア錠の修理完了
あとは、分解した逆順で組みなおして修理完了です。スムーズにレバーが回るようになりました。これで当面、安心です。
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