今回は、デジタル角度定規を紹介します。
デジタル角度定規とは
デジタル角度定規は「分度器」と「定規」をひとつにしたものです。さらに、角度をデジタルで表示してくれるすぐれものです。
木工をしていると角度を測ったり、木材に角度線を罫書いたり(*)、その角度でカットすることがよくあります。
*「罫書き(けがき)」は、穴開けやカットする際にその位置や線を木材、鉄板など材料に描くことです。
いつも、分度器や定規を使って作業をしていますが目盛りが小さく目が疲れます。老眼には堪えますね。
木工だけでなく、普段の生活でも測ったり、線を引いたりすることはあります。こんな時にもこのデジタル角度定規は使えます。
デジタル角度定規を使ってみた
早速、デジタル角度定規を使ってみました。
コンパスのように定規がジョイントされています。ジョイント部に液晶のデジタル表示があり、定規を広げたり閉じたりするとそれに応じた角度をデジタル表示してくれます。
角度の最小目盛りは0.1°刻みです。木工作業、普段の生活では十分な精度ですね。
ジョイント部にはツマミが付いており、締めると定規を固定できます。
ジョイントを中心に360°回すことができます。360°を超えると0°に戻り0°からの表示になります。
また、任意の角度にしてから「ZERO」ボタンを押すと、その角度でゼロリセットし、そこからの角度を測ることもできます。つまり、”あと何度” を測ることができます。
今回、購入したものは定規の長さが200㎜のものです。300㎜のものもあります。用途に合わせて選択できますね。
ここが大事!
デジタル角度定規の「ここが大事」を紹介します。
デジタル角度定規で大事なことは、定規の両側ミリ単位の目盛りが付いていること、定規の端から端まで目盛りが付いていることです。
デジタル角度定規はいろんな種類が販売されています。種類によっては片側がミリ単位ともう片側がインチ単位というものもあります。内側がインチ単位、外側がミリ単位なら180°回せば写真と同じことができますが、ものによっては写真の上からミリ単位、インチ単位、ミリ単位、インチ単位というのもあるので定規の両側の目盛りの単位がミリ単位のものを選びましょう。
また、目盛りがジョイント部までないものもあり、途中で目盛りが切れて採寸ができなくなりますので、定規の端から端まで目盛りがあるものを選びましょう。
デジタル角度定規の精度は?
これが最初かもしれませんが、最後にデジタル角度定規のデジタル表示される数値の精度はどうでしょうか?
早速、スコヤ(*)の直角部をデジタル角度定規で測ってみましょう。
じゃじゃーん。
ピッタリ90.0°を指しています! 精度は問題なし!
*スコヤとは、直角定規です。特に精度が求められる直角を確認するための道具です。
購入したデジタル角度定規
今回、購入したデジタル角度定規です。
すっきりした白の梱包箱に入っています。好きなデザインです。
A4サイズの取扱説明書が1枚。
本体は200㎜のデジタル角度定規です。タブレット電池(CR2023)が付属しており、すぐに使えます。どこででも購入できるCR2023のタブレット電池は安心ですね。
電池の交換は簡単です。液晶画面の真下に電池ホルダーがあり、反対側の出っ張りを押すと電池ホルダーが出てきて、引き抜いて電池をセットして戻すだけです。
本体の色は黒、目盛りは白で、とっても見やすいです。定規の材質はアルミニウムで軽いです。
あとがき
便利なデジタル角度定規を紹介しました。これを使って木工作業をしやすくしたいと思います。これも後ほど投稿したいと思います。