前回のおさらいです。前回は、露光機のタイマーを完成することができました。これで露光機は完成したと思っていましたが、しかしUVライトのスタンドが必要なことに気づきました。(汗)
まずは完成したUVライトスタンドを使ったタイマー付き露光機の動画です。スタンドの作成過程も紹介しています。
UVライトスタンドの作成
UVライトのスタンドは、簡単なので現物合わせで作成することにします。
これは、露光機選定時の候補にしていたものです。
これを参考にしたいと思います。
じゃ、最初からこれを買っておけよ!
という声が聞こえそうですが、DIYerは作るのが好きなのです。
久しぶりの木工です。
保有品の5.5㎜シナ合板から切り出しました。
テーブルソーのインサートをアングルカット用のものに交換しました。切り出した板の両端を45度にカットします。
デジタル角度計を使って丸鋸の角度を調整します。ちょうど45度に設定できました。
寸法通り切り出した板なので、板の端から45度を切る必要あります。切りすぎると寸法が狂います。まずは、板の端を丸鋸に接するまで引き出します。
板の上面に差し金を当てて、隙間の間隔を測ります。間隔は5.5㎜でした。45度の角度なので、ちょうど板厚分ですね。1:1:√2の関係です。あと、5.5㎜板を引き出せばよいです。つまり、17㎜です。
17㎜板を引き出してカットすれば板の端から45度でカットできることになります。
写真は板を17㎜引き出してカットしたところです。
4枚の板の両端を45度にカットしたところです。目に見えるほどの誤差なくカットできました。
この4枚の板にUVライトを置くための出っ張りの板を付けます。同じように両端を45度にカットしています。
こんな感じです。
次に1面だけ赤線で引いたような口を開けます。ここからフィルムを入れられるようにします。
テーブルソーで切れるところは、切ってしまいます。
残りのところはバンドソーで切りますが、勢いに任せて切ったので波打ってしまいました。あとでヤスリ掛けしておきます。
出っ張ったところは、4つともボンドで接着しました。
4枚の板をボンドで接着して、クランプで固定したところです。板同士は直角に接着しないといけないので、L型直角定規を当てて固定しまし。
黒いベルトはマジックテープです。これで外周を固定して、締め付けるためにドライバを差し込んで絞っています。
ボンドが乾いたところです。
角も隙間なく板同士を接着できました。
最後につや消し黒のアクリルスプレーで塗装しました。
このUVライトをスタンドに被せます。
きっちり嵌りました。
UVライトを点灯してみました。入口から現像用のフィルムを入れてUVライトを照射します。これで紫外線を直視しなくてよくなりますし、UVライトの固定を気にせずにすみます。
ちょっと、タイマーと組み合わせたアニメーションにしてみました。
まとめ
今回は、UVライトスタンドを作成しました。これで本当にタイマー付き露光機の完成です。
作業時間:5.5時間
追加費用:なし
合計費用:46,251円(変わらず)
2023年、最後の投稿です。今年は、本投稿を含めて38件の投稿でした。来年もDIYを楽しんでいきたいと思います。よいお年を。