2020年8月15日~8月23日に投稿したものを纏めました。一部記事の追記や痛恨のミスも追記しました。
そろそろボール盤のテーブルを作り変えたいなあと思っていました。今回の施術台の製作で、それがさらに強い思いになり、自作テーブルの設計に着手しました。その過程を逐次アップしていきたいと思います。このあたり、皆さんもMyテーブルにこだわりがあるかと思いますので楽しんでいただけると幸いです。
まずは、いつも不便に思っていることを挙げて、テーブルを見直して設計をしたいと思います。
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現在は、元々付いているテーブルの上に自作テーブルを取り付けた状態です。合板に穴を格子上に明けたシンプルなものです。穴は、左上の治具を材料に合わせて取り付けられるように明けたものです。
自作テーブルの不便なところは、2点あります。
1.ドリルの切りくずが奥側に飛び散る
特にフォスナービット(またはボアビット)を使ったときは、大量の切りくずが飛び散り、掃除がたいへんです。
2.治具が効果的に使えない
持っている治具は穴に通すタイプのため、中央あたりは元々のテーブルがあるため使えません。
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ボール盤のテーブルを改善をしようと思って、設計しました。設計は無償利用できる3D CADのDESIGNSPARK Mechanical(略称DSM)を使って設計しました。設計時間は約9時間。ようやく使い方のパターンが掴めてきました。
現物合わせで作ると、その場でボール盤のサイズやボルトなどの寸法を測りながらメモ帳にスケッチして、カットしながら製作します。そうすると、こうした方がよかったなあとか、手順を間違えたなあとかがありつつ、進めていました。まさに妥協の産物でした。
その点を改めて、事前に必要な寸法を確認して設計を進めると、干渉する部分が確認できたり、この手順で製作すると手間が省けるなど考えられるのでよいかもと思いました。
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今回、以下の点を見直しました。
1.切りくずが後ろに飛び散らないようにフェンスを取り付ける
2.フェンスには、中央に集塵口を設けて切りくずを積極的に集塵できるようにする
3.Tスロットタイプの治具を使えるようにする
ただし、普通はアルミのTスロットレールを付けるのが、T溝加工することで代替する
Tスロットナットは個人的によく使用するM6六角ボルトを採用にする
4.その他、フェンスにもT溝を付けて、治具を取り付けられるようにする
5.フェンスは可動式にして、取り外し可能とし、T溝上を移動もできる
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画像は、上記で設計したものの部品図になります。工房にある材料だけで行けそうな雰囲気です。