元々は、M6の六角ボルトで固定するつもりでしたが、出張施術などの場合に持っていけるように、より分解を簡単にできるように変更しました。
写真は、よく自作時に使用するノブです。六角ボルトをノブに取り付けることで、好きな長さのノブを作ることができます。
画面は、元々の設計における断面を示しています。脚部とフレーム部と接するところは、25㎜です。六角ボルトで留める分には、問題ないですが、上記のノブを取り付けようとすると、寸法が足りなさそうです。
早速、DSMを使って、ノブを配置してみました。
ノブの外径は36㎜あり、その中心にボルトが来るため、18㎜(=36/2㎜)となり、残り7㎜(=25-18㎜)しかありません。ノブを手で回すには、ノブと脚梁部との間に隙間が必要です。隙間2㎜取ると、さらに残り5㎜となってしまいます。
このままでは、ノブのボルトを固定するためのフレーム側には鬼目ナットを取り付けることができません。
そこで、ノブの位置を上方に移動させ、フレーム側の隙間を稼ぐことにしました。画像では、5㎜程上方に移動させました。
フレーム側の隙間は、10㎜稼げ、ギリギリ良さそうです。施術台に人が寝た場合、フレームに対してボルトからの上向き荷重がかかるため、フレームの下側は耐えられそうです。
そうすると、脚梁部とノブが干渉するので、脚梁部側を掘り込む必要が出てきました。
脚梁部を掘り込みノブと干渉しないように修正しました。フレームとの隙間は10㎜確保しました。
ソリッドモデルで作成しているので、掘り込むのは簡単に変更できます。断面も計算して表示してくれるので確認も簡単で確実に行えます。
あとは、DSM上で注記が簡単に記入できればよいのですがね。1つ上の画像は、DSMの画面を一旦キャプチャーし、その画像に対して部品名や矢印を追加編集しています。
図面を修正したところです。ノブも実物とは少し異なりますが、外径寸法など要所は実寸と合わせて作りました。
今後の設計でも、このノブは部品データとして利用できそうです。
ここはDSMの便利なところ、1台を修正したら他の2台にも反映されるので、楽ちんです。
さて、修正した図面で手直しします。仮組み状態なので、助かりました。
また、手持ちのノブも4個しかないので、あと8個を発注しておきます。
続きは、設計変更部分の加工をご覧ください。