【作品】学習机の塗装(1回塗り)

作品

 塗料は、油性の透明ウレタンニスにしました。当初は、ゴールデンオークにする予定でした。既に塗料も購入していましたが、家族会議を開き椅子の色に合わせることに決定しました。

 コテ刷毛とトレイのお手軽セットを購入しました。机もワゴンも平面が多いのでコテ刷毛が早くてムラなく塗れそうに思いました。買ってきて気づいたのですが、このコテ刷毛は水性用でした。注意書きを見るとラッカーシンナーは使えないと記載ありました。ラッカー系だとコテ刷毛のスポンジや接着が溶けてしまうのでしょう。このニスはラッカーではないので、いけるだろうと勝手に判断して使うことにしました。
刷毛は、その他にニス用の3cm幅の刷毛を用意して木口を塗るのに使う予定です。

マスキングテープ

 引き出しのファルカタ材の部分は塗装しないので、マスキングテープでマスクしようと思い、写真のようなマスキングテープを購入しました。これは、マスキングテープに30cmのスカートがついているものです。これで一気に塗らない部分を覆うことができます。

キャスターのマスキング

 まず、床一面に新聞紙を引き詰めました。そして、キャスターにニスがつかないようにマスキング。スカート付きなので簡単にマスクできます。

引き出しのマスキング

 続いて、引き出し部分を覆いました。これもらくらくマスキング完了です。全部で5個をマスキングしました。

ワゴンの塗装前状態

 さあ、いよいよ塗装に入ります。ニスは、先ほどのトレイに入れて、薄め液を加え10%程度薄めます。原液のままでは粘度が高くムラになりやすく、乾燥に時間がかかってしまいます。最初にワゴンを塗ります。広い面が多く塗りやすく慣れにはよいかと選びました。コテ刷毛で効率よくムラなく塗れました。コテ刷毛を使うのは初めてですが気に入りました。

ワゴンの塗装後状態

 1回目の塗装が終わったところです。少し黄色味が出てきました。ワゴンの中、底の裏も塗りました。集成材ということもあり、塗装面と未塗装面の差によりどれくらい反りが発生するかよくわからないので、安全を考えて両面に塗装しました。ただし、ワゴンの内側は1回塗りだけです。外側は2回塗ります。

引き出しの塗装

 次に引き出しを塗装しました。木口が多いので3cm刷毛と使い分けて行いました。塗装色を比較すると写真のようになります。左が未塗装、右が1回塗装です。黄色味の具合がよくわかると思います。少しツヤも出ています。

一回目塗装

 1回目の塗装が全て終わりました。準備を含めて2時間程度です。コテ刷毛の威力発揮です。

刷毛の洗浄

 塗装で何が手間かというと、刷毛やトレイの洗浄と洗浄した後の廃油処理です。今回は、写真のように大きめの空き瓶を3つ用意して、3段階で薄め液を管理することにしました。方法は、次の通りです。
刷毛についた塗料をできるだけ取り除きます。
この刷毛を空き瓶に入れた薄め液で洗います。これが右端の瓶です。まだ塗料が多く含まれており、かなり汚れました。洗った刷毛をもう一度新聞紙などでふき取ります。次に2つ目の瓶に入れた新しい薄め液で刷毛を洗います。それが真ん中の瓶です。汚れが少なくなりました。また、新聞紙などでふき取ります。最後に3つ目の瓶に入れた新しい薄め液で刷毛を洗います。ほとんど汚れなくなり、刷毛がきれいになりました。1番目の汚れた薄め液でトレイを洗浄します。トレイに付着した塗料が溶け出せば、新聞紙などでふき取れるので、汚れた廃油で十分です。次回は、1番目の瓶に2番目の廃油を入れ、2番目に3番目の廃油を入れ、3番目の瓶に新しい薄め液を入れて、刷毛を洗浄します。廃油の処理を最小限に抑えつつ、洗浄を手際よく行えそうです。1番目の廃油が溜まってきたら、廃油を固めて捨てます。

刷毛の扱き

 刷毛の塗料を落とすため、新聞紙などで吸わせた後、金ヘラで刷毛を扱き(写真)、深く染込んだ塗料をしごき出します。

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