折角、溶接機を買ったので何か作ってみようと思いました。最初は異形鉄筋でサイトの銘板を作ろうと思いましたが、簡単に曲がるとはいえ10㎜の太さがありアルファベットのような曲率を曲げる術を持ち合わせていないです。そこで、もう少し細い針金で作ることにしました。Webで調べると針金の溶接は、ロウ付けという手法で行うようです。容量の大きい溶接機では、小さな釘を大きなハンマーで打つようなものでしょうか。まあ、でもやってみようと思います。
今回使用する針金です。針金といっても太さ3.2㎜あります。これでも簡単には曲がりませんが、ペンチなどを使って曲げ曲げしてみたいと思います。
今回は、作業途中の写真を撮り忘れてしまいました。簡単に手順を述べると、以下です。
1.針金を5,6cmにカットする。
2.印刷したサイト名に合わせて曲げる。余分な部分はカットする。およそ一文字当たり2,3パーツからなります。
3.溶接台に文字パーツをセットする。小さく、軽いのでテープで仮止めしました。
4.文字パーツを溶接する。
1~4を文字数分繰り返すと写真のように文字列が出来上がります。並べた文字列を固定するために一本の針金を渡して、文字と針金を溶接します。これが上手くつかずに、3文字ぐらいがなかなか着きませんでした。
文字を針金に固定したところです。溶接した時は非常に高温になっているので、水につけて冷やします。
印刷した文字が手本としたものです。印刷のようには造形できません。溶接よりも針金を曲げる方が功労しました。
ここまでで3時間程度かかりました。
溶接するとスラグがたくさん付着するので、研磨します。ドリル用のワイヤブラシをボール盤に取り付けて、作った銘板を研磨します。
研磨後に錆びないようにスプレーで塗装します。いつものつや消しの黒色で塗装しました。
最後に木片に白で塗装したプレートに銘板を取り付けて完成です。
今後の改善点としては、以下です。
1.針金(異形鉄筋)を思い通りに曲げられるようにする。
–>ワイヤベンダー(治具)の作成
2.溶接スキルの向上。
–>1万時間の溶接(これは難しい)