子供たちの部屋の図面です。まだふたりの子供は小さいので当分はふたりで使うようにしました。ベッドは2段ベッドでこれも製作予定です。図のように机を二つ並べるように考えています。(追記:2020年5月時点、製作せず、2段ベッドは購入しました。)
子供たちの部屋のレイアウトから、算出した学習机の図面です。机とワゴン分離型のデザインにしています。部屋の大きさ天板長さ1050mm。高さは730mmで高さ調整は特にありません。(追記:2020年5月時点、長男は家を出て一人暮らしをしています。新型コロナウィルス感染防止対策の影響で在宅勤務をすることになり、空いた机は自分の在宅勤務用の机として、活用しています。机のサイズ、高さ共に全く問題ありません。)
ワゴンの板取図面です。
ワゴン全体はパイン集成材、引出し側板はファルカタ材(追記:桐材の感触に近く、引き出しなどの代替品でよく使われています)、引出し底板はシナ合板にしました。
机の板取図面です。
机も全体はパイン集成材、引出し側板はファルカタ材、引出し底板はシナ合板にしました。
材料は、ホームセンターで購入し、その場でカット。天板や側板などサイズが大きく、厚みも30mmありまっすぐ、直角にカットするのは容易でないと考えたからです。
ただ、大量なため、ワゴンと机の材料を2回に分けて購入してカット依頼しました。したがって購入とカットが全て終わるまでに5時間へとへとです。1回のカットに30分程度かかり、私の後ろにはカット待ちの列ができてしまい申し訳なく思いました。
ワゴンから先に作ることにしました。
この引出し製作は、Vic Ohashi氏の方法を参考にしています。参考にしたのは、引き出し底板を4mmのシナ合板にして、側板に溝を堀り、底板を納めることはせずに側板に直に木工ボンドで貼り付け、隠し釘で補強した点です。(追記:2020年5月時点、久しぶりにVic Ohashi氏のHPをアクセスしました。Copyright 2006-2019となっていたのでご活躍のようで何よりです。)
写真は隠し釘を打ったところです。隠し釘を使うのは今回が初めてで要領がつかめず何本も打ちつけ途中で曲げてしまいました。
原因はあとでわかったのですが、作業台がいい加減なものを使ったので、台がガタガタし、打ち付け時にガタツキでぶれてしまうことで曲がったようです。
隠し釘に樹脂の部分を落としたところです。きれいに釘が隠れました。
隠し釘はくせになりそうです。
隠し釘を始末して、鉋がけとヤスリがけして3つの箱ができました。
次は、ワゴン本体に引き出しのためのレールを取り付けます。レールは底付けタイプのものを使用しました。底付けタイプは、引き出しの底の角に取り付けられるので位置決めが簡単で楽です。
これはワゴン本体側にレール受けを取り付けたところです。レールは450mmを使い、奥行きを目一杯利用しています。
レールを利用する場合は、引き出し側と本体側との隙間がレールの仕様に定めれた間隔に納まらなければ、スムーズな引き出しを作るのが困難になるので、図面を引くことが大切です。(追記:2020年5月時点、当時はホームセンターにレールがなく、メーカー直販(通販)で購入しました。)
レールを皿ネジで止めたところ。ネジ頭が飛び出さないようにしないと、引き出し側のレールが引っかかってしまいます。
ワゴン本体も木工ボンドと隠し釘で組み立てました。そして、クランプでしっかり圧着します。
ワゴン本体の組立です。天板はまだ取り付けていません。引き出しを入れてみて隙間を調整するために、最後に天板を取り付けます。集成材を使っているので、板が微妙に反っている可能性があるからです。
気づかれたかもしれませんが、レールと干渉するため、奥の部分が少し掘り込んでいます。
掘り込んだところを拡大しています。念のためいいますが、失敗したのではなく、元々の設計上このようにしています。奥行きを有効活用するために設計限界の450mmのレールを使ったからです。
この掘り込みもトリマーで掘りました。トリマー大活躍です。
引き出しの納まりを確認しています。設計通りばっちりです。調整は一切なしです。
引き出したところを確認しています。こちらも設計通りばっちりです。問題なかったので、この後天板を木工ボンドと隠し釘で取り付けました。