ボール盤テーブルの製作快調ながら、完成に届かず
昨日の続きでテーブルの製作を開始しました。今日で完成させたいなあと思いながら進めましたが、塗装が必要だったため、乾かすのに時間がかかり完成に至りませんでした。続きは来週の土曜日。早く土曜日にならないかなあ~。
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テーブル本体の製作に取り掛かります。
テーブル本体は2枚の合板からなり、ベース(底面)が12㎜厚のシナ合板、サーフェス(上面)が5㎜厚のシナ合板です。2枚とも同じサイズを切り出します。長さ650㎜あるので、テーブルソーいっぱいになります。
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テーブル本体のベース部分には、縦横にTスロットの溝6㎜を掘ります。写真は掘ったところです。掘り方はフェンスの製作で紹介します
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工程上、テーブル本体とフェンスも同じ工程になるので、フェンスも製作に取り掛かります。
フェンスも2枚構成でテーブル本体と同じ構成です。
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フェンスのTスロット溝の加工になります。直線の長い溝を掘りたいので、テーブルソーを使って加工します。テーブルソーの刃を溝深さとなる6㎜に合わせます。前回の短冊切りと同じように刃の高さを調整します。
調整後、フェンスの材料をテーブルソーの治具(これもフェンスといいます)に沿って切削します。
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溝の両端を最初に切削します。そのあと、短冊切りと同様に刃厚だけずらして切削を繰り返します。
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そうすると、写真のように溝を作ることができます。テーブルソーか丸鋸がないと、ノミを使って溝を掘るしかないです。テーブルソーを使えば、刃の高さ調整と溝の位置を丁寧に決めてやれば、後は簡単です。
同じようにテーブル本体の溝もこのように切削しました。
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次は、本日、時間がかかってしまった塗装の工程になります。塗装する箇所は、溝の部分です。本来は丈夫な金属製のTスロットを付けるのですが、木にT溝を掘って代用するので、強度不足は否めません。そこで、塗装して表面強度を高くするわけです。塗装にはニスを使います。ニスの樹脂が合板に染み込み乾燥することで、表面を樹脂で固める働きに期待します。普通の家具も塗装していますが見栄えだけでなく、表面強度を高めて傷がつきにくいようにしています。
今回は、溝の部分だけ塗装したいので、マスキングテープで溝以外を覆います。溝以外のところはボンドで接着するため、塗料が付くと接着力が落ちてしまいます。
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マスキングテープで覆ったところです。直線をマスキングするだけなので簡単です。
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同様にテーブル本体もマスキングしました。
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ニスで塗装します。ニスはチーク色のものを使用しました。テーブルが完成したときにTスロットの色がアクセントになると思ったからです。
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テーブル本体の塗装です。塗る範囲が小さいので簡単です。マスキングもしているのではみ出すことに気を使わなくてよいです。
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強度が欲しいのは、溝よりもむしろこちら側です。サーフェス側はベース部と貼り合わせた後に7㎜の隙間を掘り、その隙間にボルトが入り締め付けられるためです。また、後では塗装できない箇所です。
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フェンスも同様に塗装しました。乾燥した後、軽くペーパー掛けして2回目の塗装をします。
フェンスのこの部分ができないとフェンスも組み立てられないので、細々したところしかできません。